中小企業診断士で独立失敗しない!開業成功で高年収を稼ぐ方法【現役が本音で答えます】



こんにちは!


ストレート合格診断士、ことまです。

こっさんと呼んでください。



あなたは、今は会社員ですが、中小企業診断士を取得すればいつかは独立したい!」と考えていると思いますが、

でも、、

「独立で失敗したくないし、中小企業診断士で独立して食っていけるのか!?」



と心配しているのではないでしょうか?


実際、この質問は本当に多いですね。

中小企業診断士への質問、NO.1 だと思います。


このことは、中小企業診断士を取得して独立を考えている人が多い証拠ですが、一方で、巷では「中小企業診断士は食えない資格」と言われているからかもしれません。


確かに、せっかく苦労して取得したのに、食っていけなければ意味ないですもんね。。


そうだそうだ!
稼げないのなら、俺、勉強やめちゃうぞ!

投げやりでしゅね。。

やめちゃえ、やめちゃえ!
どうせ受からないんだから。

やっぱそうなのね・・・




私も勉強前はもちろんですが、勉強中もほんとに稼げるのか疑問を持ってました。

しかし、中小企業診断士をストレート合格してから、企業内診断士を経てコンサル会社に転職し、個人でもコンサルをするようになった私の持論は、、

中小企業診断士で独立しても食べていける!



ということです。


ただ、中小企業診断士で食べていくのに重要なことがあります。

ということで今回は、

  • そもそも中小企業診断士で独立できるのか?
  • 中小企業診断士は独立すれば高年収?
  • 中小企業診断士の独立で失敗しない方法
  • 開業成功で高年収を稼ぐ方法



以上を解説していきます。

あなたもこの記事を読んで、モチベーションを高めてくださいね!


そもそも中小企業診断士で独立できるのか?



中小企業診断士は会社員にとってもかなりメリットがある資格です。


しかし、中小企業診断士として独立したほうが、メリットはより大きくなると私は思いますね。

なぜなら、中小企業診断士はコンサルタントの資格なので、コンサル会社以外の会社員では活かす場面が少なくなるからです。


では、そもそも中小企業診断士は簡単に独立できるものなのでしょうか?

できるっしょ。
俺ならやれるっしょ~。

言葉の意味はよく分からんが、とにかく凄い自信でしゅ。




できます!

「開業届」を出せば、あなたも立派な個人事業主です!


以上。

おお、凄い!
やったでしゅね、こっちゃん!!

・・・
いや、そういう問題じゃないだろ。。



分かってますよ。。

開業届を出せば、誰でも事業を開始することはできますが、そうではなく、「独立してすぐに稼げるか」ってことですよね?

そういう独立が可能なのかってことでしょう?

分かってんのなら、さっさと言え!
このボケが!




・・なんだと?

そんなことを言うヤツは、、!!

あ、やばいでしゅよ、こっちゃん!
海に沈められるかもでしゅ!

「ちーん。」

・・・




でも、簡単に独立してコンサルタントになれるにもかかわらず、意外と独立する人は多くありません。

理由は、中小企業診断士を取得する人は、高学歴でそれなりの会社に所属している人が多いと共に、経営知識を学ぶ試験を受けるぐらいなので、会社で地位が高い人も多いからです。

それがどう関係あんの?



中小企業診断士として独立する場合、最初からいきなり稼ぐことは難しいうえ、そのうち稼げる保証もありません。

つまり、独立することがハイリスクな人が多いってことなのです。


それなりの会社でそれなりの地位にいる人は、給与が平均より高いため、独立すれば、最初は収入が激減します。


実際、中小企業診断士の知り合いの何人も言ってます。

「コンサルタントにはなりたいけれど、今の収入を捨てたくない。」と。


そして、独立しないもう一つの理由は、

「コンサルタントでやっていく自信がない。」

というものです。

中小企業診断士なのに?
なんで?



中小企業診断士の勉強で、経営に付随する様々な知識を得ることはできます。

しかし、”コンサル実務経験” がないために自信を得ることなく諦めてしまうんです。

この理由で独立しない人、ほんとに多いです。


実は、私もそうでした。

「せっかく中小企業診断士を取ったのだから、コンサルをしたい!」


とは思ってたのですが、

  • でもコンサルって、何をどうすればいいんだろ?
  • 私の実力で、コンサルができるんだろか?
  • 分からないことを聞かれたらどうしよう。。



てなことを考えて、結局大したことができず、もやもやしてたんですね。

中小企業診断士を取得後の実務補習で少し実践を積んだにもかかわらずです。


ふーん、そんなもんかね。。
俺なら、やれるけどな!

根拠のない自信がすごい。。




ただ、今の私なら分かるのですが、この自信のなさは半分合ってて、半分間違ってます。

確かに経験がないとコンサルはうまくできません。

私はコンサル会社に転職したのですが、コンサル会社に入社後はさらに、経験がないとできない仕事が多いと感じましたし、自分の無力さを痛感しました。


なので、コンサル経験がない人が自信がないのは分かります。


でも、コンサルの経験を積まないと独立できないのであれば、一生独立することはできません。

会社に勤めながら、本格的なコンサル経験を積むのは難しいですからね。


このように「今の地位や収入を捨てたくない」「自分に自信がない」ことが、独立するのは簡単にもかかわらず、独立する人が少ない理由です。


なので、 中小企業診断士で独立できるかどうかは、

  • 今の地位を捨てられるか
  • 自信がなくても飛び込むことができるか



次第だと私は思います。


「そう言われても。。」


と感じているかもしれません。

やはり、先のことが不透明であれば、やみくもに飛び込むのは無謀だと思います。

なので、次からは中小企業診断士は食べていける資格だということを説明しますね!


中小企業診断士は独立すれば高年収?



中小企業診断士は食べていける資格だと言いましたが、まずは収入がどんなものなのかを見ていきましょう!


独立診断士の収入実態



中小企業診断士の平均年収は、500万~700万と言われています。

おっ、意外といい感じ。



しかし、このデータにはトリックがあり、「中小企業診断士」の平均であって、「独立診断士」の収入平均ではありません。

つまり、前述した、それなりの会社、地位にいる人の年収も入っているのです。


なので、会社員の収入を省いて、独立している人だけのデータが必要となります。

参照:中小企業診断協会




この表だけを見ればかなり高い数値になりますが、収入が良くない人、特に年金診断士の収入があまり含まれていないと予想されるデータです。


私の感覚で言いますと、年金診断士の方を入れれば、独立診断士の平均年収は、300万~500万だと考えていますが、年金診断士を省いた、独立診断士の平均年収は500万~700万だと思います。

じゃあ、最初に言った中小企業診断士の平均年収と一緒じゃねーか。
こねくりまわす必要なくね?

ほんとでしゅね。




。。。


ただ、どの士業でもそうでしょうが、稼いでいる人と稼げていない人との差は激しいです。

年収300万もない人が多くいる一方、1000万以上の人も多くいます。

なので、あまり平均年収は当てにならないかもしれませんが、データを見れば、中小企業診断士は食べていける資格だと言えますし、実際に私の知っている独立診断士は皆、それなりに稼いでいますよ!



では、なぜ中小企業診断士は稼げる資格なのか?


答えは、「需要があるから」です。


次に解説します。


中小企業診断士は需要がある



「足の裏の米粒」


これ、中小企業診断士を例えた言葉ですが、あなたは意味が分かりますか?

踏まれても、へこたれない粘り強さと強い心を持つ人。

間違って、米踏んじゃった人。

臭いおっさん。




。。。


正解は、足の裏に付いた米粒と同じで、 “取っても食えない資格” という意味です。

まあ、別に米粒でなくてもいいのでは?と私は思いますがね。。


つまり、世間では「中小企業診断士は食えない」と思われているのです。

日経ビジネスでも取り上げてましたね。↓

参照:日経ビジネス




しかも理由は、赤線部分の「独占業務がないから」らしいです。


ふーん。。


「なあ、山田君?」
「ねえ、社長?」

このイラらつくガキ、社長なの?

ガキじゃないでしゅ、社長様と呼ぶでしゅよ!
ね、社長?

「うんうん」

いえっさー!!

おめー、いつから舎弟になってんだよ。。




日経ビジネスでは、インタビューで中小企業診断士自身が、足の裏の米粒と言っているのは問題ですし、自分自身に能力がないと言ってるのと同じで恥ずかしいですよね。。


たしかに中小企業診断士には、独占業務はありませんが、公的業務といったものがあり、これが診断士のほぼ独占業務となっているんです。

公的業務を無視して、「足の裏の米粒」と言うのは早計であります。


公的業務とは、

  • 国や地方自治体の行政機関
  • 中小企業基盤整備機構、中小企業支援センター
  • ミラサポ、よろず支援、商工会議所、商工会  等



上記の公的機関( 公共のために業務を行う機関で行政機関や独立行政法人を指す) から委託されて行う業務のことを言います。

つまり公的業務とは、”税金が投入されている業務” のことなんですね。


そして業務内容は多岐にわたっているのですが、有名なのは「専門家派遣」「窓口業務」ですね。


専門家派遣、窓口業務とはどんな仕事なのか?

詳細を知りたい方は、下記の記事をどうぞ!


【参考記事】中小企業診断士とはどんな仕事!? 実際の仕事内容の話



この公的業務の存在は、世間でも、中小企業診断士を受験中の人でもあまり知られてませんが、公的業務は多くあります。

なので、独立したての診断士でも公的業務は多くありますし、需要はあるんですね。

しかも、下の表を見ていただきたいのですが、公的業務だからといって単価が激安でもないので、公的業務だけでも何とか食べていくことができるでしょう。




また、中小企業診断士は公的業務だけではなく、もちろん民間業務もあります。

民間業務とは、企業やお店、個人事業主等から依頼される業務ですが、コンサルタントの仕事と言えば、イメージは民間業務ですよね。


例えば、企業からの経営相談やセミナー依頼、経営計画策定支援、財務支援としての資金調達、資金繰り計画、マーケティング戦略立案、生産計画立案。

上記以外にも、起業系、営業系、組織人事系、IT関係、M&A案件等、いくらでも仕事はあり、独占業務がない分、中小企業診断士の仕事は何でもありなんです。


実際に私がコンサル会社に所属していた時、依頼件数は非常に多かったですね。

そして、依頼先は、ほぼすべて民間からでしたが、財務に強いコンサル会社だったため、主に金融機関からの紹介が多く、経営計画や資金調達、資金繰り支援等の財務支援をよく行ってました。


ただ、それ以外でも顧問契約、経営診断やM&A、マーケティング支援もしていましたが、断ることもあるぐらい、仕事依頼は多かったですね。

しかも、財務支援を得意としているのに、IT支援の依頼が来たり(他の診断士に紹介しました)、とにかく様々な依頼が頻繁に来ます。


なので、「中小企業診断士は需要がある」と私は実感しております。


ただ、需要はあるけれど、その恩恵を受けられるかは、「能力があるかどうか」です。


なので、中小企業診断士は需要がないと言っている人は、「自分には能力がありません!」と言っているのと同じことだと私は思います。


中小企業診断士の独立で失敗しない方法



ここまで私は、

「中小企業診断士は独立しても稼げる」

と言い、なぜ稼げるかは需要があるからと言いました。

それは分かったんだけど、、
実際にどうしたら独立できて、独立してからどう稼ぐのかが、いまいちイメージつかんです。

私には、稼いでる姿しか想像できないわ!
エルメスー!!

みっちゃんのハートは強いでしゅね。。




みっちゃんみたいに、稼ぐイメージが膨らむのは良いことです!

といっても、独立して食べていくための具体的な手順や方法が分からないと、どうしていいのか分からないですし、失敗してしまいます。


中小企業診断士の勉強も一緒ですが、まずは独立までの全体像を把握する必要があるんですね。

そうすれば失敗することもなく、開業成功で稼ぐことが可能になるんです!


なので、ここからは失敗しないために、独立するまでにしておくこと、独立してから稼ぐための手順と方法を解説します!


独立しようと思うには、最初からある程度の収入が見込めなければ、踏ん切りがつかないですよね。

反対に、中には何もあてなく独立する方もいますが、私はおススメしません。


中小企業診断士であれば、やはり何事も計画的に行う必要がありますし、独立してからスタートダッシュできるように準備をしておきましょう!

そして、独立するまでに必要なことは下記です。

  • 人脈をつくる
  • 企業内診断士として活動する
  • 能力を高める



以上ですが、順番にご説明しますね!


◆人脈をつくる



独立前にできることは限られます。

なぜなら、あなたはどこかで働いているからで、既存の仕事をしながら独立準備をする必要があるからです。

そうそう、わしは仕事が忙しいのです。



でも、仕事が忙しいと言っていたら、いつまでたっても独立することはできませんよ!

ちっ。



なので、できることからやっていく必要があるのですが、会社員でもできることの1つ目は “人脈構築” です。

中小企業診断士は人脈が大事なんですが、特に、コンサルの人や士業等みたいに専門分野を持っていなければ尚更だと思います。


なぜ人脈が大切なのかと言うと、前述しましたが、中小企業診断士は「独占業務」がないからであり、紹介が多い資格だからです。


他の士業は独占業務があるため、仕事の奪い合いになるので、同じ士業はある意味、ライバルでも敵でもあるんですね。



一方で、中小企業診断士は独占業務がないゆえに、仕事は多岐にわたり、紹介が多くなります。

というのも、会社の問題は様々なので、 自分では対応できない案件も出てくるため、紹介するしかない場合も多いからです。


例えば、私が所属していたコンサル会社は財務に強いため、最初は財務案件を支援しますが、たまにクライアントは、IT案件の相談もしてきます。

セキュリティのことであったり、ホームページ作成、SNS集客等、何でもです。


私はIT専門家ではありませんが、それなりの対応をすることは可能なのですが、それではクライアントにとって最高の結果にはなりませんので、専門家を紹介することになります。


結果、クライアントのためにもなり、私はクライアントからの信頼が高まり、IT専門家からも感謝されるといった、皆が “WinWin” の関係になるんですね。


さらには紹介した専門家から、今後、仕事の紹介があるかもしれません。

このように、中小企業診断士が他の診断士を紹介することは、良いことが多いんですね。


少し長くなりましたが、上記が中小企業診断士は人脈が大切な理由です。


そうなの?
そんなに大事なら、嫌だけど人脈作るか。。
で、どうすれば、俺のもとに集まってくるわけ?

めちゃくちゃ、上から目線でしゅね。。

バカブサイク偉そうなヤツに集まるわけないでしょが。

バカでブサイクでごめんなさい。




そうです!

待っているのではなく、自分から攻めなければなりません!


では、会社に勤めながらどのように人脈を構築していくのかですが、

  • 飲み会に参加する
  • 研究会に参加する
  • 診断協会活動に参加する



上記であれば、会社員でも可能ですし、私の知り合いの診断士も参加しています。


ほんとに中小企業診断士は飲み会が好きですからね!



なので、小規模のものから大規模の飲み会まで、様々な飲み会が頻繁に開催されています。


ここで大切なのは、大御所やベテラン診断士の近くに座ると共に、ベテラン診断士等の二次会にも参加することです。

一次会では真面目な話をしているのですが、二次会ではかなりくだけた感じになるため、打ち解けやすくなります。

頻繁に参加し、気に入ってもらえれば、人脈は爆発的に増えますね。

実際に私はこの方法で、診断士取得後の1年間で、かなりの数の診断士と仲良くなりましたし、大御所にも顔を覚えてもらいました。



そして、研究会ですが、参加することで診断士同士の関係性は非常に強くなります。

研究会とは、月に一度集まり、皆で発表し合ったり論文を作成したり、企業を訪問したり、研究会のテーマによる活動をする会です。

少人数で行われる研究会が多いので、当然、研究会の会員同士は仲良くなりますし、いくつもの研究会に参加すれば、顔も広くなります。


ただ注意点として、研究会やメンバーには当たり外れがあるので、いまいちならさっさと辞めることをおススメします!


どの研究会とは言いませんがね。。

外れは嫌だな。

ハズレの人間に、外れって言われたくないわ。




そして、一番仕事に直結する人脈が増加するのは、診断協会にかかわることです。

各都道府県によって、活動内容は違うでしょうが、診断協会は様々な実務を行っています。

例えば、中小企業診断士のイベントを開催したり、広報活動や総務的なものもありますが、その実務をお手伝いすることで、ベテラン診断士や偉いさんと仲が良くなると共に、所属している都道府県での地位も高くなります。


ただ、都道府県にもよりますが、診断協会への活動に参加するには、診断士取得後何年間か経過しないとダメな場合もあるので、その場合は、参加できるように前もって表明しておくのが良いと思いますよ!


◆企業内診断士として活動する



次にやっておくことは、会社に勤めながらも中小企業診断士活動をしておくというものです。

取得したてはコンサルタントとして、どのように支援すべきなのかが分かりませんし、独立してから仕事で失敗してしまうと次はないので、事前にできる範囲の実務経験をしておいた方がいいと思います。


現状、中小企業診断士のほとんどが、企業内診断士なのですが、企業内診断士のほとんどが診断士活動を行っていません。

理由は、する時間がないからです。


例えば、経営診断であれば、会社の営業時間の平日中に会社訪問をしなければなりませんし、その他の支援であっても基本は平日に行われることが多いので、会社員では難しくなります。


また、診断士活動はしたいけど、業務を自分で受注できないといった問題もありますね。


その場合、夜に開催されている研究会に参加するなり、診断士同士で集まるなりして、他の人に頼ることが必要になります。

そして、他の人が受注した企業訪問や報告書作成を行ったり、補助金支援等を積極的に行い、実践経験を積むのです。

当然、最初はお金なんかもらえませんから、そこは我慢してください。

プロでもない未経験者がお金をもらえるほど、世の中は甘くありません。


報酬が発生しないからこそ、未経験の我々にも手伝わせてくれるのですから、最初はお金ではなく、無償でも引き受けて経験を積むことが必要だと思います。


私も診断士当初は、補助金支援をお手伝いさせていただきましたが、無償でした。

でも、私にとっては、補助金支援なんかやったことなかったので、ヒアリング方法や報告書作成方法まで知ることができ、とても貴重な経験となりましたね。

まあ、今では面倒くさいんで、補助金支援はやってませんが。(笑)


また、私を含め、中小企業診断士の数人が集まって販促支援も行いましたが、診断士同士で支援するのもいいですね!

今思い出すと、支援っていうほどでなくレベルの低いものでしたが、良い経験になりました。


とにかく、最初は経験だと思って、無償で何でも顔を突っ込んでいきましょう!


◆能力を高める



能力を高めることは、独立前でも独立後も大切なのは言うまでもありません。


中小企業診断士の合格ではあくまで、知識を得ただけです。

なので、知識を実際に使い、実践経験を積むことで能力を高めることが必要になります。


ただ先ほど、実践経験を積むために、研究会や診断士仲間で支援活動を行う大切さをお伝えしましたが、会社の仕事でどうしても活動ができない場合は、会社内の仕事で能力を高めるしかありません。


会社内で能力を高める方法と言えば、専門知識を高めるということです。


後述しますが、中小企業診断士で稼ぐには、T字型の人間になる必要があります。

つまり、一定の経営知識に加え、深い専門性があることですね。


なので、今の職場の仕事が営業なのであれば、営業の専門知識を高め、営業支援ができるように、例えば営業方法を体系化したり、マニュアル化する。

また、支援方法をレポートにまとめて、セミナーができるようにしておくことが良いと思います。

結果、専門性が高まり、独立するときに自分のウリを周りに伝えることができるので、関連した仕事を紹介されやすくなります。

この専門性は本当に大切になってきますので、覚えておいてくださいね。


別の方法としては、能力を高めるため、私みたいにコンサル会社に転職するのもありだと思います。

というより、おススメします!


というのも、コンサル会社に転職するメリットは、様々な支援方法のフォーマットがあることに加えデータが豊富なことです。

なので、例えば、今回の企業は営業に弱いので支援方法A、あの会社は営業が弱いけど、規模が大きいので支援方法B、といった選択肢が豊富にあり、様々なノウハウを吸収できることが大変なメリットとなります。


しかも、支援方法を一から教えてくれて、間違っていれば、何がどうおかしいのかまで教えてくれます。

また、コンサル会社にもよりますが、それなりのコンサル会社であれば、それぞれの支援方法のレベルが高いので、めちゃくちゃ勉強になりますね。



しかし、会社員のまま独立してしまえば、誰も教えてくれませんし、自分の支援方法が正しいのかすら分からないまま支援をし続けねばなりません。

そして失敗すれば、何が悪いのかも分からないまま、クライアントがいなくなるだけです。


このことが、「会社員からの独立者」と「コンサル会社経験者」との大きな差です。

“一から経験を積む” 点ではコンサル会社への転職も会社員から独立も一緒ですが、コンサル会社での成長スピードは独立者と比べものになりません。

私の実体験からですがそう思います。


なので、可能であれば、独立する前にコンサル会社に転職はおススメです!


ただ、はっきりいって、コンサル会社はかなりしんどいですけどね。(笑)

【通学で一発合格したいのなら】

➡中小企業診断士はTACそれともLEC?一発合格できる資格学校はどっち!



【独学で一発合格したいのなら】

➡STUDYing(スタディング)で中小企業診断士を一発合格!できる理由

開業成功で高年収を稼ぐ方法



さあ、独立の準備はできました!

じゃあ、さっさと独立しちゃいましょうか!

ノリが軽い。。




独立する方法は色々とありますが、

  1. 公的機関に登録し並行で独自の活動を行う
  2. 公的業務を主体とする
  3. 民間業務を主体とする



以上の3つが考えられますね。


◆公的機関に登録し並行で独自の活動を行う



1つ目は、公的機関に登録し所属するというもの。

例えば、商工会議所、よろず支援拠点、中小企業基盤整備機構等、週に何回といった契約を行い、それ以外は自分の活動を行うというものです。

この形態を取る独立診断士が実は多いんですが、半分従業員、半分独立みたいなイメージですね。

公的機関によりますが、だいたい週に1~3回出勤するというもので、日当は2~3万円ほどなので、週に2回で日当が2万であれば、月に20万ぐらいになります。

おっ、これなら食べていけそうだな!
公的機関以外の仕事もできるし。



ただ、公的機関の募集は4月が多いのですが、頻繁に行われているわけでもなくいきなり募集するケースも多いので、普段からチェックしておくことが大切です。


また、普段から中小企業診断士の偉いさんやベテランと繋がっていると、声をかけてもらえるかもしれませんし、実際にそういった話もあるので、普段から診断士の集まりや飲み会には参加しておきましょう!

私としては、公的機関に所属する契約体系は、コンサル実務経験がない中小企業診断士にはおススメです。

というのも、公的機関での支援業務は基本的に税金で賄われるため、依頼する企業は無料が多いんですね。


なので、言い方は悪いですが、あまり業務レベルは高くありません。

なんせ、支援される企業は無料な場合が多いからであり、公的機関診断士の仕事を私は見ていたからこそ、そう思うのです。


でも、決して公的機関は悪いところという意味ではなく、お金に余裕がない会社にとっては非常にありがたい存在なのですね。

なので、私は必要な存在だと思っています。



そして、私が実務経験がなくコンサル会社に転職して実感したのは、支援方法はもちろんですが、手続き方法や書類の書き方を知らないため、どうしたらいいのか分からないことです。

公的機関であれば、様々な業務の手続き方法や書類のひな型があるので勉強にもなりますし、支援実践経験を積むことができるため、私はおススメしますよ!

しかし、最初にコンサル実務経験を積むのにはいいと思いますが、公的機関での報酬は決して高くなく、 “稼ぐ” となると少し物足らないので、次の段階に早く進めるようにしたほうがいいと思います。


◆公的業務を主体とする



次に考えられるのは、公的機関に所属するのではなく、”公的機関から” の仕事を受注しながら、独自の活動をするというものです。

この方法であれば、公的機関に所属するより独自の活動の日数が多くなります。

公的機関からの仕事をこなしつつ、他の仕事ができるわけですからね。

そして、受注した公的業務以外は紹介案件等をこなし、能力を高めると共に実績をつくっていきます。


とまあ、こういう話をすれば簡単に公的業務や紹介の仕事が来ると思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。

中小企業診断士は需要があるとは言いましたが、何もせずとも仕事が向こうからやってくるほど甘い世界ではありません。

なので、先ほどの「独立前にしておくこと」でもお話をしましたが、事前に人脈を作っておき、公的業務はどのようにすれば取れるか、どうすれば紹介をしてもらえるのかを把握し、行動に移しておくことが大切です。

具体的には、公的業務を受注できるように公的機関に登録をしておくことや、仕事を紹介してもらえるよう、ベテラン診断士等に独立することを前もって伝えておく。

そうすると、人脈が築けているのであれば、仕事の依頼は来ると思います。

そこで頑張って実績を作れば、能力や経験値が上がると共に、さらに紹介案件が来るようになるので、まずは来た仕事を全力で取り組むことが大切です。


ただ、公的業務は報酬が高くないうえ、定期的にあるわけではないので、最初のうちはいいと思いますが、稼ぎまくりたいのであれば、いつまでも公的業務に頼っていては難しいでしょう。

なので、次に説明する民間業務をいかに受注するかで稼げるかが決まります。


◆民間業務を主体とする



ここまで公的機関や公的業務を主体とした独立を説明しました。

注意点としては、公的な仕事を受注するのは決して簡単なことではありませんので、独立してから探すのではなく、独立する前に目途を付ける必要があることです。

そして、中小企業診断士で高年収を稼げるかどうかは、民間業務を受注できるかで決まります。

ちなみに民間業務とは、企業や店、個人事業主等の依頼業務であり、公的業務以外のことを指します。


前述した公的業務だけで食べてはいけます。

でも、下の表を見ていただきたいのですが、同じ業務でも民間業務のほうが、公的業務より2倍から3倍ぐらい高いのが分かりますね。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2-41.png です
参照:中小企業診断協会

ほんとだ!
じゃあ、俺も民間業務を頑張ろっと!

私も民間業務でエルメス買うわ!

ですよね?


これだけ報酬の差があれば、誰でも民間業務で稼ぎたいと思うでしょう。

でも実情は、公的業務を行う中小企業診断士は多いままです。


では、なぜ中小企業診断士は稼げる民間業務に完全シフトしないのでしょう?

答えは、

  • 民間業務を取る能力がない
  • 民間業務を継続できる能力がない



以上の悲しい現実があります。


【民間業務を取る能力がない】



一つ目は、民間業務を受注できないというもの。

つまり、マーケティング力がないということですね。


中小企業診断士に限らず、士業は集客をしない人が多いのですが、理由は、自分自ら営業したらダメだと思っているからです。


例えば、弁護士があなたの弁護をしますよ!って営業してきたらどうでしょう?

「この人、よっぽど仕事がないのかな?」

って心配になりますよね。

なので、弁護士はいかに紹介してもらうかどうかが大切になります。



そして、中小企業診断士は弁護士と同じように考えてしまうんですね。

つまり、「営業する人は売れていない診断士である」と錯覚しています。

確かに売れている中小企業診断士であれば、集客しなくてもクライアントはやってくるので営業の必要はないし、まさに理想型でしょう。

でも、民間業務の実績がないのであれば、マーケティングに力を入れるなりして集客すべきだと私は思うんですね。


最初は低い報酬でも、民間業務で実績をつくる必要があると思いますし、実績が蓄積されれば、報酬を高く設定してもクライアントは来ます。

ただ、クライアントが来なければ実績を蓄積することはできません。


それを分かっているのに、なぜかやらない。

なんでなんだろ?
まあ、俺はルックスも頭も良いし、必然と寄ってくるだろうけどね。

・・・

・・・




理由としては、中小企業診断士は難関資格であると共に、合格者は高学歴、会社での地位が高い人が多いため、自分は知識もあり、今までの会社での実績もあるので、こっちゃんみたいに勘違いする人が多いんですよ。

でしゅよね。

ほっとけ!



なので、営業しなくてもクライアントはやってくると思ってる人もいますし、プライドが高く、集客なんかしたくないという人も多いのが、クライアントを獲得できない原因でもあります。

まあ、もちろん全員ではありませんし、ちゃんと集客をしている診断士もいっぱいいますが。。

ちぇ。
集客って面倒くせーな。

私は顔で寄ってくるから大丈夫!




私の所属していたコンサル会社は紹介が非常に多く、仕事を断ることもあるぐらい忙しかったですが、先のことを考えてきちんと集客していました。

ホームページの内容を強化したり、金融機関に出向いて何かあれば紹介してほしいと訪問しまくってましたし、セミナー集客もしてましたしね。


紹介が多いコンサル会社ですら集客に力を入れているのですから、実績がない人が集客をしないのはただの傲慢です!


なので、民間業務を紹介してもらう働きかけをすると共に、自分自身での集客にも力を入れる必要があります。


【民間業務を継続できる能力がない】



集客も大事ですが、民間業務を受注し続けられるかどうかは、“あなた自身のコンサル能力” にかかっています。


民間業務でも報酬はピンキリなので、報酬が低いものであれば、そこまで能力がなくてもこなすことは可能です。

例えば、小さい会社の顧問契約で月に3万円とか簡単なスポット契約で10万ぐらいのものですね。

でもその金額では顧問契約が10社あっても月に30万にしかなりません。


30万では食べていくことができますが、もっと稼ぎたいのであれば、顧問契約なら月に10万以上はもらう必要があります。

しかし、月10万以上の顧問契約であれば、それなりの能力がないと続かないでしょう。


私が所属していたコンサル会社では、顧問契約であれば、月に10万~30万でした。

ただ、かなり大変でしたね。特に私みたいに能力が高くない人間には。。

正直言うと、所属していたコンサル会社では、決して私はレベルが高い方ではありませんでした。

でも、経営計画や数値面で言うと、”中小企業診断士の中では” 私に勝てる人間はほとんどいないと思ってるんですよね。

ほんとかー?
ただのうぬぼれの勘違いだと思うぞ。

それは、こっちゃんでしゅね。



決して自惚れではなく、死にそうになりながらもそれだけのことをしてきましたし、実体験ですね。

実際に、ある中小企業診断士の経営計画、特に数値がボロボロで、その経営計画が破綻した案件の尻拭いをやってましたし。


そんな私でも民間業務はしんどいので、実務経験が少ない診断士はもっとしんどいはずです。


はっきり言いますが、残念ながら、中小企業診断士のレベルはそんなに高くありません。

頭はいいのですが、実現可能性が低い、頭でっかちな提案や計画が多いんですね。

コンサル会社時代にそのことは実感しましたが、このように能力のなさが、中小企業診断士が稼げない原因となっているんです。

ちぇっ。
なんか、嫌みなヤツ。




決して、私は自分のことを自慢しているわけでも、中小企業診断士を見下してるわけでもありません。

ただ、現実を知ってほしいだけなんですね。。


民間業務は甘くないので、中小企業診断士で稼ぎたいのであれば、絶対に能力を向上させていただきたいと私は強く思ってます。


【専門性を高める】


たとえ、マーケティングで集客できたとしても、能力がなければ続きませんし、これは紹介であっても同じです。

なので、能力が低ければマーケティングは諸刃の剣になります。


【能力がない場合】

  1. 集客 → 契約 → 契約打ち切り → 評判が悪くなる 
  2. 集客 → 契約 → 契約打ち切り → さらに評判が悪くなる
  3. 集客 → 悪評判で客が来なくなる



1から3の順番で、最後は客が来なくなります。

最悪なことにせっかくのマーケティングが、能力が低いことを広めることになってしまうんです。

なので、何回も言いますが、診断士は能力を高めることが一番重要なのです。


そして、能力を高めるためには、ひたすら実践し、難しい案件にも挑戦し続けることが必要なのだと思います。

そういう意味で、コンサル会社に転職してでも私は濃い経験を積むべきだと考えてるんですね。


また、民間業務を取り続けるためには、専門分野を持つ必要もあります。

専門性 = あなた

になるからです。


例えば、ITと言えばAさん、集客と言えばBさん、ですね。

このように専門分野で強みがあれば、紹介もされやすく、専門分野に特化した仕事を受注しやすくなります。


私が所属していたコンサル会社は財務が非常に強く、財務・金融面で言うと中小企業診断士はもちろん、大手のコンサル会社にも負けないぐらい自信がありました。

なので、経営改善計画や資金調達、資金繰り等の問題であれば当社ってぐらい、金融機関から信頼がありましたし、実際に次々と紹介案件、しかも、特に難しい案件は無理やりこっちに回されてました。


あ、ちなみに難しい案件をすべて私がやっていたのではありませんし、私では無理な案件も多く、ボスにお願いしましたけどね。(笑)


ただ、独自の専門性があって、能力があれば仕事は絶対にきます。

そして、紹介された難しい案件でもしっかり解決させることで紹介のループがとまらなくなるのです。



紹介のループができてしまえば、集客は楽になります。

なんせ、何もしなくても紹介がくるわけですからね。


専門性を高め、紹介された案件を解決させた結果、さらに能力が高まる。

これを繰り返すことで能力と信頼が高まり、紹介のループが構築されることが、継続的に稼げる秘訣だと私は思っております。

【通学で一発合格したいのなら】

➡中小企業診断士はTACそれともLEC?一発合格できる資格学校はどっち!

➡【公式サイト】LEC東京リーガルマインド



【独学で一発合格したいのなら】

➡STUDYing(スタディング)で中小企業診断士を一発合格!できる理由

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最後に



いかがでしたでしょうか?

今回は「中小企業診断士で独立失敗しない!開業成功で高年収を稼ぐ方法」として、

  • そもそも中小企業診断士で独立できるのか?
  • 中小企業診断士は独立すれば高年収?
  • 中小企業診断士の独立で失敗しない方法
  • 開業成功で高年収を稼ぐ方法



以上を解説しました。


中小企業診断士で独立しても公的業務を受注出来れば、食べていくことはできますが、もっと稼ぐためには民間業務を取る必要があります。

ただ、民間業務を受注し続けるのは簡単ではありません。


民間業務を得るためには、まずは公的業務で経験を積んで能力を高めることが大切ですし、能力がなければ、民間業務で稼ぎ続けることは難しいと私は思います。


私はプロのコンサルタントとしては能力が足りないのと、コンサル業界自体に興味がなくなって辞めました。

なので、今は営業をしながら個人でコンサルタントをしています。


でも、あなたはコンサルになってバリバリ稼ぎたいと思うのなら、大丈夫です!

なんせ、今回の記事で稼ぐ方法を知ってしまったのですから。(笑)


私の分まで、頑張ってくださいね!!



気になる中小企業診断士の年収事情や仕事報酬は下記の記事でご確認ください。


【参考記事】 中小企業診断士の年収 ぶっちゃけ稼げる・稼げない、どっち!



 

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