新規事業で資金が足りない?「事業再構築補助金」が最強の訳



こんにちは!

中小企業診断士事業再構築補助金の鬼、こっさんです。


今回は「補助金」のお話になります。

  • 新規事業で補助金を活用したいけれど何を使えばいいのか分からない
  • 新規事業を行いたいけれど資金的にちょっと厳しい・・
  • 新規事業を行うのは決定しているけれど、できれば少ない資金で行いたい
  • 新規事業のために金融機関にお金を借りようか迷っている



上記のような悩みを抱えているあなたには今回の記事はピッタリだと思います!


「補助金」って色々あってよく分からないですし、制度もややこしいうえ、何を活用すればよいのか分からない。。

そうそう。
補助金ってよく聞くけど、なんのこっちゃウーロン茶です。

私も活用しようとしたことありますけど、難しくて断念しましたよ。。



分かります!!


私もかつて補助金申請支援をする前、補助金の種類が多すぎるのと、公募要領の内容が細かすぎて苦手意識を持っていました。


でも、「法律は弱いものに味方するのではなく、知っている者の味方になる。」ように「補助金も知っている者が得をする」制度なのです!


なので、補助金のことを知っていただき、有効活用していただきたいと思います!!


だから、分からないって言ってるでしょうが!

うんちくはいいから、新規事業にはどれを使えばいいのか早く教えろ!
このボケ!!



。。。

すみません。。


ズバリ!

新規事業に向いている補助金は「事業再構築補助金」で間違いありません!


なぜなら「事業再構築補助金」は新規事業のための補助金であり、補助金額も大きいため最強なんです!!

ということで今回は

  • 事業再構築補助金とは?
  • 補助額がいくらでどんな経費が認められる?
  • 新規事業以外でも使える?事業再構築補助金が向いている事業
  • 事業再構築補助金で採択されるには何をどうすればいい?
  • 実際に事業再構築補助金で採択された事例
  • 事業再構築補助金申請は余裕で採択される?



以上の内容となっていますので、是非とも最後まで読んでください!


事業再構築補助金とは?



まず、「事業再構築補助金」とは一体どんなものでしょうか?

経済産業省の中小企業庁の概要では下記となっております。

  • ポストコロナ・ウィズコロナの時代の経済社会の変化に対応するため、中小企業等の思い切った事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことを目的とします。
  • コロナの影響で厳しい状況にある中小企業、中堅企業、個人事業主、企業組合等を対象とします。申請後、審査委員が審査の上、予算の範囲内で採択します。



いかがでしょう!?

日本経済の構造転換?
なんのこっちゃウーロン茶。。

私は、なんのこっちゃプーアル茶です。




ですよね。笑

国の事業って、堅っ苦しい内容でよく表現されるので、私もあまり理解できず事務局に問い合わせることはしょっちゅうです。

簡単に言えば、「事業再構築補助金」はコロナの影響で厳しい会社が新しいことをする場合、予算内でお金を出しますよ!ってことですね。

金くれんのか!?
くれくれ!

私も1億円ほど欲しいですよ!!




当然、ただで貰えるわけではありませんし、下記の条件があります。

  • 2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は 2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して 10%以上減少していること。
    * 売上高に代えて、付加価値額を用いることも可能
  • 事業再構築指針に沿った新分野展開、業態転換、事業・業種転換等を行うこと。
  • 事業再構築に係る事業計画を認定経営革新等支援機関と策定すること。補助金額が 3,000万円を超える案件は金融機関(銀行、信金、ファンド等)も参加して策定すること。
  • 補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均 3.0%(グリーン成長枠は 5.0%)以上増加、又は従業員一人当たり付加価値額の年率平均 3.0%(同上 5.0%)以上増加の達成を見込む事業計画を策定すること。



少し難しい内容が多いのですが、一番重要なのは最初の「2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は 2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して 10%以上減少していること。


つまり、簡単に言えば2020年4月以降の売上がコロナ以前より少ない月がなければならないということです。

なので、コロナでも売上が増加している会社や店は無理ということになります。

ふふ。
私の会社の売上はボロボロで倒産寸前ですから大丈夫ですよ。。

威張って言うことかよ。




でも、コロナ禍でも売上が上がっている会社でもチャンスがあります!

俺の会社は売上が上がってるから頼むぜ!




緊急対策枠というのがあるのですが、

  • 2022年1月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、2019年~2021年の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少していること



というものがあります。

先ほどのと似ているので少し分かりづらいとは思いますが、「緊急対策枠」であれば、直近の売上と2021年度を比較することができるのです!


先ほどのは 2019年、2020年度との比較だったので、もし 2022年の売上が2019、2020年よりは高いけれど、2021年よりは低い場合は「緊急対策枠」が使える可能性がありますので、最後まで諦めずに確認してください!


補助額がいくらでどんな経費が認められる?



では次に、一番気になる「お金」の話をしたいと思います!

やっと金の話か。。
金は大好物だぜ!

ふふ。
私もですよ。。



。。。


少し細かい話ですが、枠や会社の規模によって貰える金額と補助率が変わってきます。

下記の中小企業庁の資料を見てください。


【通常枠】

【参照:中小企業庁】




【回復・再生応援枠】

こちらは①の30%減少要件が必要となります。




【最低賃金枠】

最低賃金枠は名の通り、最低賃金要件が必要となります。




【グリーン成長枠】

グリーン成長枠は他の枠よりも補助金額は大きい(最大1億~1.5億円)ですが補助率が低いため、小さい会社向けではなく大きい会社向けになります。




【緊急対策枠】

緊急対策枠は他枠と違い、5人以下でも最大で 1,000万円まで補助されること、6人以上だと2,000万円まで補助されることが魅力です。

また、2022年度の売上が悪い場合に使える枠になります。



しかも「緊急対策枠」は中小企業だと補助率が3/4!となるのですが、例えば6人の会社で、最大の2,000万円の補助をもらう場合、

  • 13,333,333円までの費用が、3/4の補助率で1,000万円の補助
  • プラス15,000,000円までの費用が、2/3の補助率で1,000万円の補助
  • 合計28,333,333円申請して、20,000,000円の補助が受けられる



となるのですが、少しややこしいですよね。笑


なので、もし3/4の補助率にこだわるのであれば、約1,333万円までの費用に抑えればいいわけです。


5人以下だと666万円までの申請になりますね。

これだと3/4で500万円の補助ですから。

はい、よく分かりません。

まあともかく、2000万円もらえるんだろ?
早くくれよ。




別にタダであげるお金ではありませんが。。

新規事業で必要な費用が補助されるだけです!


でも、めちゃ大きいですよね。。



仮に1,000万円の補助を得たとします。

会社の営業利益が10%として、同じ1,000万円の現金を得るには、売上が1億円必要になるのです!

え、そうなの?
売上が1000万円で現金1000万円じゃね?

売上と現金は違うんですよ。。
原価や経費等がかかりますからね。
もっと勉強した方がいいですよ、ひひ。。

ムカっ!




そう考えると、この「事業再構築補助金」は最強ではないでしょうか!?



ただし、認められない経費があるので注意が必要です!

では、どんな費用が認められるのかを次に見てみましょう!!


どんな費用が認められるのか?



事業再構築補助金だけではありませんが、どんな補助金でも認められるものと認められない費用があります。


これがかなりややこしいんですよね。。

【参照:中小企業庁】



上記が例となります。


もう全然分かりません。

うわ~、お手上げ状態。。




私もよく分かりません。笑

ただ、気を付けていただきたいのは、(2)補助対象外の経費の例です。


私もよく聞かれる内容が入っていますが、勘違いされる例として多いのが、

  • 不動産、家賃、保証金等
  • パソコン、スマートフォン
  • 備品



この3つです!


新しい事業で、例えば店を新規オープンする場合、店の外装や内装の費用は認められるのですが、新築で土地も購入の場合、建物はOKですが土地代は認められません。


また、ホームページ作成費用はOKですが、パソコン代はダメですし、備品類も認められません。



つまり、新規事業のみで使う費用のみが認められるわけなんですね。

なので、他の仕事にも使うパソコンや備品等の汎用品は認められないんです。


その他、「公募要領」にも記載されていない微妙な費用が多数あります。

その場合は、私も良くやるのですが、とにかく事務局に確認することです!


だいたいは答えてくれます。

まあ、たまに申請してみないと分かりませんと答えになっていない答えが返って来ることもありますが。。笑


もうよく分からんから、とにかく細かいものも全て申請するしかないな。




それはやめておいた方が良いと思います!


私も1,000円単位の経費を申請するという経験ありますが、内容が細かくなりすぎて申請のときに大変なことになり、自分の首を絞めることになります!

どんな細かいものでも見積り等の書類が必要になりますので、できれば、金額が大きいものだけで補助額をめいいっぱい使う方がいいです。


もしくは、もう細かいもの(1万円以下)の申請は諦めるほうが良いというのは申請段階で分かると思いますよ。。

経費一覧が多すぎて地獄ですから。笑


その他の細かい内容は「公募要領」に記載されていますので、ご確認ください。



公募要領はその都度、微妙に内容が変わるため、「事業再構築補助金 公募要領」で検索し最新のものを手に入れてください。


新規事業以外でも使える?事業再構築補助金が向いている事業



「事業再構築補助金」は新規事業のための補助金だとお話しましたので、当然、向いている事業は新しい事業になります。


ただ、ここで言いたいことはそんな当たり前のことではありません。

やりたいこと、実際に事業にして成功させる!

という気持ちがある事業が向いているということです。

向いているというか必須です!

なんで?
金貰えるんだから、どんなことでもいいだろ。

そうですよ。
別にやる気がなくてもいいじゃないですか。




たまにそういう軽い気持ちをお持ちの社長も実際におられます。


でも、本当にそんな軽い気持ちで新規事業を始めちゃってもいいんでしょうか!?



確かに補助金額は大きいですが、多くても 3/4の補助なので 1/4の自己資金は必要になります。

しかも、事業を続けるのが前提となるので、新規事業用の固定費や経費がかかってきますよね?


つまり、補助金額以上の費用が今後も必要になってくるということです!


しかも、補助金が出るからといって軽い気持ちで始めた事業がうまくいくでしょうか?

新しい事業ってそんな簡単に成功するでしょうか!?


あ、うう。。

確かに。。




一生懸命にリサーチして念入りに準備して始めたとしても、新規事業は簡単ではありませんし、ましてや軽い気持ちだとどうなるのでしょう!?


実際に私の知り合いの社長(私が支援したわけではない)は、軽い気持ちで新規店舗をオープンさせましたが、案の定、赤字の垂れ流しで補助金を使った新規事業を始めたことに後悔しています。

簡単に撤退できないですし、違約金も発生してしまいますからね。。


補助金は手段であって目的ではありません!

やりたかった事業があるが、資金的に難しくて今までできなかったことや、コロナで厳しい状況だからこそ新規事業で絶対に成功させたい!ための補助金であるべきです。


また、新規事業をあまりやる気がないまま申請してしまうと、仮に採択されても事業をやらない可能性があります。

なぜなら、申請手続きが非常に面倒くさいからです。

「え~、めちゃ面倒くさいですね。。」

とたまに言われる社長がおられますが、当然です。


特に小さい会社の場合、金融機関から 1,000万円を借りるだけでも大変なのに、条件はありますが、補助金は返す必要がないんですよ!?


そのようなお金が楽に手に入るわけがありません!!


分かったって。
そんな熱くなるなよな。。

すぐ感情的になる人って嫌いです。



。。。


事業再構築補助金は新規事業以外にも使える!?



そして、「事業再構築補助金」は新規事業のための補助金ではありますが、ではいったいどこまでが新規事業なのか?

気になると思います。

新規事業て言ったってなー。
まったく新しいことってリスクあるし。。

さっき新規事業は簡単ではないと言っていたし、難しいんじゃないですか?




そうなんです。


まったくやったことのない新規事業であれば補助金は通りやすくなりますが、事業がうまくいかない可能性が高まりますし、既存事業に似ている事業であれば事業は成功しやすいですが、今度は補助金がおりない可能性が高まる。。


ジレンマですね。笑


なので、私はあまり新規性がない事業でも支援するようにしています。

え~?
それっていいのかよ。。

詐欺みたいなもんですね。




詐欺ではありません!笑


一応、何らかの新規性が少しでもあればお手伝いするということです。

なんせ、私の目的は「事業を成功させる」ことですから!


なので、逆に私は新規性が凄くあったとしても、うまくいかなさそうな案件は断ります。

断るというか、難しい理由や成功するための方法を助言するんですね。


実際にあった話として、飲食店を経営している社長が「マッサージ店」をオープンさせたいという案件でした。

ただ、話を聞いていると社長や会社の「強み」や経験、ノウハウがまったく活かされず、しかも集客方法があいまいで、失敗する可能性が高いと私は判断したんです。


そこで、

「その集客方法ではお客さんが集まる可能性が低いので、強みや人脈が活きる今の飲食店の近くでどうですか?」

「だいたいの経費を計算すると○○ぐらいの売上が必要となりますが、本当にその高い家賃でやっていけそうでしょうか?」


等、具体的なマーケティング戦略を踏まえ話をすると、社長は、


「すみません、やっぱりやめておきます。私は安いマッサージ屋さんであれば、あまり何も考えなくてもお客さんぐらい集まるかなーと思っていたのですが、考えが浅いことに気付きました。もう少し練り直して出直します。」


と話をされ、断念されたのです。



正直、無理やり作成して採択される自信はあった案件なのですが、事業として成功するとは思えなかったので助言させていただきました。


目的は「補助金」ではなく「事業成功」ですから。。


少し話が逸れましたが、、

例えば、飲食店が新店で同じ飲食店をオープンするための申請では難しいです。


後で詳細をお話しますが、私は「居酒屋」を「割烹」に変更して通したことはあります!

居酒屋と割烹は違うから新規性あるんじゃね?




まあ、実はやっている内容はあまり変わっていなかったんですけどね。笑


え~?
それはダメだろ。

やはり詐欺師ですね。




本当であればそうなのですが、少しターゲットを変えました。

実際にその方が強みが活きてうまくいきそうだったのと、あとネット販売やケータリングも行うようにしたんですね!


ネット販売やケータリングはコロナ禍でも売れるので必要だと思いましたし、新規性も加わるので一石二鳥です!



このように、もし新規性が足りないと感じたらネット販売等、今まであまり力を入れていなかったことを付け加えると新規性が少ない場合でも通過しやすくなります。

しかも、本当のやりたかった事業はそのままできるうえ、プラス売上が増える要素となりますし、今後のことを考えるとネット系はやっておいた方がいいと私は思っています。


店であればネット販売、会社であればホームページ作成に加え、SNSですね。


もし、まったく新しいことをやりたいのであれば、あなたや既存事業の強みやノウハウが活きる事業を行うことが重要です。


これは補助金がおりやすいだけではなく、ビジネスとしても成功する可能性が高まるからですね!


アパレル店が飲食店を行うのであれば、アパレル店のお客さんが来店できる店にする、、美容院が相性の良いヘッドスパやマッサージ店をオープンする。

特に集客が一番重要なので、既存事業のお客さんをいかに取り込めるかが重要になります。


このように、新規性がない場合はプラスでリスクがあまりない少し新しいことを行う、新規性が強い場合は既存事業の強みやノウハウ、集客が活かせる事業を行えば、補助金がおりやすいと共に事業が成功する確率も高くなるのです。


事業再構築補助金で採択されるには何をどうすればいい?



では、どうすれば「事業再構築補助金」で採択され補助金がもらえるのか?


もちろん、登録や申請作業が必要になるのですが、一番はやはり「事業計画」です。

え~。
俺、苦手なんだよな。。

ふふ、私は得意ですよ!
文章は苦手ですが。




ネガティブ社長、残念ながら収益計画と文章力の両方が必要となってくるんですよ!


はい、ざんね~ん!
ざまーみろ!

ちっ。。




文章力といっても、作文や論文等とはちょっと違います。


自社の強みが新規事業にどう活きるのか、弱みを克服して市場のニーズをどう捉えるのか?

そして、新規事業の課題は何か、どう克服するのか?収益計画はどうで、根拠は何か?


といったマーケティング要素が満載で、一貫性と根拠のある文章を作成する必要があります!



また、下記の審査項目といったテスト的な質問に対しても回答しなければなりません。

【参照:事業再構築補助金 公募要領】




つまり、事業再構築補助金で採択されるには、審査項目とマーケティング戦略を満たした事業計画が必要になるということです。


なんか難しそうだし、どんなものを作成するのかイメージがまったくわかないな。

私も数値は何とかなっても、マーケティングのことなんて全然分かりません。。




ですよね。。


上記を加味した事業計画(申請書)を作成するのですが、イメージがわかないと思いますので、実際に私のやり方と通過した事業計画を少しお見せします!


アパレルショップがバーを開業



まずご紹介するのは、服を販売している店がバーというお酒を提供する店を開業するというものです。

現状はコロナ禍で来店客が減少しており、打開策としてネット販売を含めたバーで売上増加に加えアパレル店の来客数も増加させるという狙いですね。


そしてヒアリングした主な内容は下記です。

  • 社長の経歴、強み、弱み(特にこの部分に力を入れて聞きます)
  • ビジネスモデル
  • 既存事業の内容
  • 新規事業の内容
  • 新規事業の問題点と解決策
  • 新規事業の売上計画と集客方法
  • 連携先があるか、連携先との取り組み内容
  • デジタル技術の活用
  • 必要な設備と金額
  • 資金繰りと資金調達方法
  • スケジュール
  • 確定申告or決算書の内容確認 等

うわ、めちゃ多い。。



【強み】

  • 店舗ブランド力
  • 代表の人脈
  • 情報発信力



【弱み】

  • ニッチブランドを扱っているため顧客層が偏っている
  • 男性メインのため女性客が少ない
  • バー運営ノウハウがなく、資金もない



【必要資金】

  • 内装 400万円
  • 設備 200万円
  • ホームページ等 100万円
  • 合計 700万円の申請で 500万円の補助



上記以外の内容の詳細は言えないのですが、私の場合、社長とのヒアリングは手書きでメモします。


メモの方が色々なアイデアが浮かびますしね!

とかうまいこといって、ただ単にパソコン打ちが出来ないだけだろ。
それにしても汚ねぇ字だな。。

私もパソコンは苦手です。




バレました?笑

確かにブラインドタッチでは追いつけないんですよね。。


まあ、紙でも問題ないのでいいんです!

ただ、ヒアリングだけでは聞き漏れしていることや追加で聞きたいことがある場合はLINE等で質問して回答をいただきます。




また、ヒアリング内容を整理して事業計画書を作成していくのですが、その他で市場やニーズを調べたり、課題、問題点、解決策やアクションプランを考えます。

そして上記のメモや質問等で仕上がった一部の事業計画書が下図です。




また、補助金の事業計画では必要ないのですが、私はしっかりと5年分の収益計画を作成します!


なぜなら、私の目的は「事業を成功に導くこと」だからです。

格好つけんじゃねーよ。
どうせ金のためだろが。

胡散臭いコンサルタントほど、きれいごとを言うんですよね。。



。。。


なので、本当に新規事業がうまくいくように

  • ビジネスモデル図
  • 5年分の事業別売上計画
  • 5年分のPL(損益計算書)
  • 5年分のBS(貸借対照表)
  • 5年分のCF(キャッシュフロー計算書)
  • 5年分の借入金返済計画
  • 5年分の減価償却費 等



上記資料をしっかりと作り、社長にアドバイスをするようにしているのですが、実際の資料が下図です。

これらの図は事業再構築補助金の事業計画に記載するものではありませんが(CF以外)、実際の事業計画としては必要なものになるので、補助金関係なく作成するようにしています。

でなければ、実際、必要な売上がいくらで何人の集客が必要なのかが分かりませんし、資金がショートしないか等の資金繰りも分からないままになって不透明な経営となってしまうんですね。


なので、時間はかかりますが、しっかりと財務分析も行うようにしています!


どうせ金のためだろが。
しかも俺らを無視しやがって。

ちっ。。



。。。


そして上記の売上や財務を反映した補助金の収益計画が下図です。




このように、マーケティング戦略としっかりとした収益計画が功を奏し、無事に500万円の補助を受けれるようになりました!


美容院が脱毛サロンを開業



そして次は、美容院が脱毛サロンをしたいということで支援をさせていただきました。


コロナ禍で美容院の来客数が減少したため、脱毛サロン店ということですが、ヒアリングした結果、社長の考えではあまり強みも活きないサロンになりそうだったんですね。

なので、

  • 【店】ただの脱毛サロン ➡ 「顔脱毛」や「キッズ脱毛」に特化した脱毛サロン
  • 【ターゲット顧客】主婦 ➡ おしゃれで美容に敏感な小中学生の子供を持つ○○付近のお母さんユーザー
  • 【集客方法】ホットペッパーと近所にビラを配る ➡ それに加え既存美容院顧客を主とした集客を行う
  • 【販売】特になし ➡ 美容院の人脈を活かした自社商品の開発と販売



上記のように強みを活かして特化した店にすることにより、他店との差別化に加え特定のお客さんに響きやすい店になります。

また、この汚いメモかよ。。




汚くてすみませんね。。


でも、上記のメモがこちらに変化します!


どうすれば、さっきの汚いメモがこんなんに変化するんだよ。

ある意味、凄いですね。。




汚くてすみませんね。。

でも、しっかりと事業計画になっていれば問題ないでしょ!?笑


こちらの美容院も無事に採択され、 650万円の費用を申請して、3/4の上限である 500万円が補助されることになりました!

500万円でも凄いな。。
特に小さい店だと。




そうなんです!

小さいお店や会社でも活用できるうえ、しかも金額が大きいところが「事業再構築補助金」の良いところなんです!


500万円の利益を出すのは大変ですからね。。



今回の案件では、美容院と脱毛サロンは全然違うお店にはなりますが、美容院の強みを活かした脱毛サロンにすることに加え、既存店を活かした集客方法や収益計画の根拠をしっかり示しました。

これらが採択された理由だと思います。



ここまでは、既存店と新規店が全然違う店でしたが、次は同じような事業の場合の採択例のお話をします!


出張音楽教室が実店舗の音楽教室をオープン



今回の依頼者は、コロナ禍で出張音楽教室の経営が難しくなったため、音楽教室を開きたいというものでした。


正直、新規性があまりないかなと思ったのですが、、事業計画で工夫したのです。

  • 出張音楽レッスン事業 ➡ 講師育成とオンラインレッスンが可能な音楽教室事業



上記のように、ただの音楽教室ではなく、講師育成とオンラインレッスンを加えることで新規性が増すことに加え、

  • 講師育成事業による収入増が見込める
  • 音楽教室のための講師確保につながる
  • オンラインレッスンによってコロナ対策になることに加え、受講者の自由度が高まる
  • スタジオや楽器店、カラオケ店と連携した取り組みを行う
  • 出張教室を絡めることで既存事業との相乗効果がある
  • 複雑なビジネスモデルにすることで差別化と真似されることを防ぐ



こちらから

こうなります↓




そして、この会社の申請額は900万円のため本当は675万円なのですが、上限が500万円だったため、最終的には500万円で無事に申請が通りました。


正直、ひょっとしたら無理かな?と思っていたのですが、採択されて良かったです!



要因としては、やはり新規性を打ち出せたことやコロナ対策に加え、売上の根拠がしっかりしていたからだと思います。


講師育成とオンラインは私からの提案だったのですが、キャッシュポイントが増えると共にオンラインによってコロナの影響が受けにくい事業となること、お客さんにとっても都合が良いため、事業としても成功しやすいと感じました。


是非とも成功していただきたいですね!


居酒屋が割烹に変身!



最後はかなり高難度な事例となります。


居酒屋が高級居酒屋にということですが、正直、あまり内容が変わっていない案件だったんです!

内容が変わらないのだったら、新規性なしでさすがに難しいんじゃね?

ここはコンサルタントとして腕が試されますね。




プレッシャーをかけてきますね。笑


確かに大変ではありますが、どのように新規性を表現するかが重要になります!

  • 個人事業主の居酒屋1店舗
  • 申請金額は 1,500万円で 1,000万円の補助
  • 新規事業は店を全面改装して高級居酒屋にしたい



ただの高級居酒屋ではおそらく申請がおりないし、ビジネス的にも物足りない。

なので、ヒアリングで強みやノウハウ、人脈を把握した結果、

  • 【店】高級居酒屋 ➡ ECサイトでオンライン販売、ケイタリングを含めた割烹事業
  • 【ターゲット】既存顧客 ➡ 既存顧客 + 女性を含めた出張マンに特化
  • 【集客方法】ホットペッパー ➡ それに加えビジネスホテルやスナック等と連携した集客
  • 【販売】特になし ➡ ネット販売、高級弁当、ケータリング




メモがこちらになりました!




上記の強みを活かした取り組みが下図です。↓





割烹だけでは新規性が薄いため、ホームページやECサイトでの販売、お弁当、ケータリングを行うことになりました。

これにより、新規性に加えキャッシュポイントが増えるため、売上の増加につながります。


また、既存顧客に加えて女性を含め出張顧客に特化することで、新しい顧客開拓を行いますが、単独ではなく以前から紹介いただいているビジネスホテルやスナックと連携することも新規性が出ますね。

売上にもつながるので、良い取り組みだと思いました!


ただ、絵に描いた餅にならないように、しっかりした収益計画も作成します。




結果、少し心配でしたが無事に採択され、1,500万円の申請に対して 1,000万の補助がおりることになりました!!


1000万円はでかい!
俺もお願いしようかな。。

同じような事業でも、表現の仕方や少し新しいこと、ターゲット等を変えれば採択されるんですね。
勉強になりました。




私も今回は結果を聞いてホッとしました。


では、事業再構築補助金は簡単に採択されるのかを次にお話します!


事業再構築補助金申請は余裕で採択される?



事業再構築補助金の採択率はどれぐらいだと思いますか?

う~ん。
10%ぐらい?




もちろん毎回違うのですが、採択率は30%~50%となっております!


特に最近は採択率が高くなっており、第6回は49.9%で第7回は51.1%の採択率でした。

意外と高い!
じゃあ余裕でいけそうだし、俺もやってみようかな!

私は自分で作成しますよ。。




採択率が約50%であれば、誰でも余裕でいけそうだと感じますよね。。


でも、、

採択されるのは簡単ではありません!!

なんでだよ!
50%だろ?




そうなんですけど、採択率が最近高くなったのには理由があります。


なぜなら、回数を重ねるごとに申請書のレベルが高くなっているからです!



私もそうですが、回数ごとに内容を改善し、最初のものと比較しても精度は格段に上がっています。

なので、私みたいに慣れている者が作成したものは採択率が高くなるんですね!


また、慣れている者に紹介が増え、私もそうですが慣れている者に案件が集まることになります。

つまり、事業再構築補助金の熟練者の案件数が増えているため、採択率が高くなっているんですよ!!


ということは、逆に、慣れていない人が作成しても採択されない可能性が高いということです。



しかも、事業再構築補助金は「補助金のプロ」が集まります。


補助金のプロとは我々みたいな「中小企業診断士」や「コンサル会社」「税理士」ですが、なぜプロが集まるかと言いますと、報酬が高いからです!


だいたい、どの補助金でもそうなのですが、報酬は着手金として10万円~30万円かかり、成功報酬として補助額の10%となっております。

なので、例えば 1,000万円の補助額であれば報酬は 100万円なんですね!


この高額な報酬が魅力であり、プロであれば慣れているので採択率は高くなりますし、報酬額が一気に増加することになります。

特に大きい会社の補助金申請を手伝えば、もっと補助額が高くなり、補助額が 3,000万円であれば 300万円(1,000万を超えれば報酬体系は少し変わることも多い)と高額になるんです!


なので、プロが集まることになるんですね。



小規模事業者持続化補助金だと補助額が少ないため、プロが支援することはあまりありませんが。。


この補助金のプロの存在が、事業再構築補助金は初心者では難しいという理由です。



私を含め、補助金のプロの採択率は80%~100%ぐらいになる一方、初心者は10%~良くて20%です。


なので結果的に約50%の採択率に落ち着くわけですね。


しかも、「中小企業診断士」や「コンサルタント」の中でもひどい内容というか、ポイントを抑えていない申請書を多く見ます。


特に、税理士にお願いする社長が多いのですが、「税理士」の申請書にひどいものが多いです。


「税理士」は申請書が苦手な傾向があります。

まあ、名前の通り「税金」のことが仕事なので当然なのですが。。


税理士だと収益計画は何とかなっても、強み弱みや新規事業の内容を羅列するだけで一貫性や根拠が薄い内容が多いんですね!

もちろん、しっかりとした申請書を書く税理士もいることは付け加えておきます!


そんなに難しいのか。
確かにさっきの申請内容を見れば、俺には無理だな。。

採択率50%と聞いて浮かれていましたけど、難しいのを忘れていましたよ。。




先ほど、私と同じ「中小企業診断士」の中にもあまり良くない内容を書く人がいるという話をしましたが、もし依頼する場合には注意が必要です。


依頼する場合は、

  • その人はどれぐらいの支援件数で、採択率はどれぐらいなのか?
  • 加えて、補助金のためだけではなく、しっかりと新規事業がビジネスとして成功するのか?
  • 成功させるにはどうすればいいのか?



上記のことが重要になります。


支援実績がほとんどないとか、採択率が50%の人にお願いしても採択されない可能性があります。


しかも、補助金のためだけの事業計画では収益計画も適当ですし、新規事業が成功しないかもしれません。



何度も言いますが、補助金申請の目的は、

新規事業が成功するための手段です。

新規事業を行うための資金調達であり、成功しなければ逆に貴重なお金が無駄となってしまいます。


なので、一緒に新規ビジネスを真剣に考えてくれる人に依頼すべきだと思います。


俺の知り合いにいるかな。
聞いたことないけど。。

私も税理士にお願いしようと思っていたのですが。
困りましたね。。




私がお手伝いしますよ!



実は私、コンサル会社に所属していた時は「補助金」の申請書は苦手でしたし避けていました。


ただ、苦手だったのはやる気がなかったことに加え、よく内容を分かっていなかっただけだと分かったのです。


しかし今では、コンサル会社で培った数値把握や事業計画作成能力にマーケティング力が加わり、事業再構築補助金の採択ポイントを知っていることで採択率100%をキープしております。


もちろん、今後も100%をキープできるかは分かりませんが、少なくとも90%はキープしたいと思っていますし、できると考えています。



そして先ほど言いましたが、補助金申請支援は普通、着手金を取るのが一般的ですが、私であれば

  • 着手金は0円
  • 成功報酬のみ補助額の10%



となっております。


つまり、成功報酬のみなので、実質0円みたいなものですね!


じゃあ、採択されない場合は費用ゼロ!?
リスクなしじゃねーかよ!

ありがたいっす~。




普通の中小企業診断士に頼むと残念な内容になる可能性があります。

しかし、コンサル会社で毎日決算書や事業計画、借入返済計画を作成していたことに加え、会社を再生させるために地獄のような経験を積み、マーケティングの知識や営業経験が豊富な私であれば、事業再構築補助金の申請支援が可能だと思っているんですね!

なんか自慢みたいでムカつくけど、我慢してやるよ。

お金がかかってるんで、しょうがないですね。。




別に自慢じゃなく、100%の採択率を保っている理由です!


もし、私にご相談されたい場合は下記からお問い合わせください。


一緒に補助金の獲得と事業を成功させましょう!!



お問い合わせはこちらからどうぞ


これは補助金対象になる案件なのかどうか?
といったことも含めて、お気軽にお問い合わせください !





 

気に入ってもらったらこちら ↓ をポチっとお願いします!

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA