中小企業診断士の仕事内容 実際の仕事や実務経験、裏話も話します!



こんにちは!

ストレート合格診断士、ことまです。

こっさんと呼んでください。



あなたは中小企業診断士の仕事について、どんなイメージをお持ちですか?

  • 上から目線で会社を診断する?
  • 中小企業の社長に対して偉そうに説教する?
こんな感じ?



ここまで偏ったイメージではないかもしれませんね。(笑)

まあ、色々とあると思いますが、中小企業診断士って、けっこう謎に包まれた資格だと思います。


中小企業診断士って、ほんと謎なんだよね。

なにしてるでしゅか

中小企業診断士って、どんな仕事してるのか知りた~い!




私も受験前、中小企業診断士に興味はあったのですが、


「中小企業診断士で独立している人の仕事ってなんだろうか?」

「中小企業診断士になれば、何ができるんだろうか?」



みたいな感じでいまいちよく分かっていなかったです。


ということで、今回は

  • 中小企業診断士とはどんな仕事をしているのか
  • 中小企業診断士の私が実際にやった仕事



以上のことをお話しします。

今回の記事をご覧になれば、具体的に中小企業診断士が何をしているのかが分かる内容となっております。


また、本音でかなり突っ込んだ話をしますので、ぜひこのまま読んでみてください!


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中小企業診断士とはどんな仕事をしてるの?


中小企業診断士は、

  • 経営コンサルティングに関する唯一の国家資格


ということで、経営コンサルティングをしていることはイメージがつくと思います。


じゃあ、具体的に何をしているのか?

ここが分かりにくいんですよね~。

そうそう、そこなんだよね。




分かりにくい理由は、中小企業診断士に独占業務(資格がないとできない業務)がないため、何をしてもいいからです。

営業支援からマーケティング、財務、生産効率、IT支援はもちろん、セミナー講師や、補助金申請代行、補助金採点、試験監督等、、

細かいものを言いだしたら、キリがないほど仕事は豊富にあります。

なので、中小企業診断士が主に行っている業務に絞って説明しますね!


でも、中小企業診断士の主な業務とは何でしょうか?

下記表を見てください。

参照:中小企業診断協会2016年アンケート



1位は「経営指導」、次に「診断業務」が多いですね。

そして、講演、執筆、調査等が続きます。


経営指導ってなんでしゅか?



経営指導と言えば、なんか凄く偉そうな感じに聞こえますが、経営相談や助言、実行支援ですね。

結構、幅広い業務が当てはまると思います。


経営診断は、まさしく、経営を診断することですが、中小企業診断士に合格した後の実務補習みたいな感じですね。



「実務補習!」


実務補習についての詳細は「中小企業診断士の実務補習 働きながらでも15日コースがおすすめな理由」をご確認いただきたいのですが、私は凄い緊張しましたね~。

懐かしいですが、凄く良い経験をさせていただきました!



そして、講演は自分の得意分野のセミナーであったり、中小企業診断士向けのものもあります。

また、自分の得意分野や補助金、中小企業診断士向け冊子、経済紙の執筆や、マーケティングやデータ調査の仕事もありますね。


主な仕事内容は以上ですが、少しややこしいものがあります。

中小企業診断士の仕事は、

  • 公的業務
  • 民間業務


大きく分けて上記の2種類あるのですが、この2種類の区別が知らない人にはややこしいんですね。

公的業務? なんじゃそら。



ですよね! なので、次に説明します。


営業一筋の私が中小企業診断士になってコンサルタントを目指した話

公的業務とは?


先ほど、中小企業診断士には、「公的業務」「民間業務」があると言いました。

過去の私は、中小企業診断士の経営コンサル業務は、ほとんど民間(会社)と仕事をするイメージでした。


なので、

「公的業務って?実際にどんな仕事してるの?」

てな感じでしたね。



では、ここであるデータを見てみましょう。

実際に独立している中小企業診断士の公的業務と民間業務の割合を見ますと、、

参照:中小企業診断協会2016年アンケート


上記の表では、民間業務がかなり高いとやや高いが約5割に対して、公的業務は約4割もあります。

これだけ見れば、中小企業診断士は公的業務をかなりしていると言えますね。

だ・か・ら、公的業務って何なんだって聞いてんだろが。

こっちゃん、くちわるいでしゅね。。



。。。


しょうがないので、解説しましょう!


公的業務とは、

  • 国や地方自治体の行政機関
  • 中小企業基盤整備機構、中小企業支援センター
  • ミラサポ、よろず支援、商工会議所、商工会  等


上記の公的機関( 公共のために業務を行う機関で行政機関や独立行政法人を指す) から委託されて行う業務のことを言います。


つまり公的業務とは、”税金が投入されている業務” のことなんですね。


そして、公的業務で多いのが、

  • 窓口相談
  • 専門家派遣


となるのですが、窓口相談とは、中小企業診断士が公的機関の相談窓口で、経営相談員として経営者の話を聞くという業務です。

相談内容は様々で、事業計画のことから、資金繰りや組織人事の悩み、集客等、何でもあり。


一方で、専門家派遣とは、公的機関から(信用保証協会からもある)依頼され、会社を訪問して支援を行うものですね。

窓口相談は何となく想像つくけど、専門家派遣はどんな感じなのか分からないな~。



「みっちゃんがそう言うのなら、専門家派遣の仕事については、私も経験しているので、詳しくご説明しましょう!」

実際の業務を教えてくれるの!? きゃー!




まかしといてちょうだい!

みっちゃんには優しいのね、あんた。。

*ちなみに、いとしのみっちゃんとは、こっさんではなく、”こっちゃん” のいとしである。悪しからず。


中小企業診断士になるメリット 中小企業の会社員が取得すると・・


◆実際にやってみた、専門家派遣とは? 感想を本音で言います!



では、実際にやった、専門家派遣内容(コンサル会社で受注)を紹介しますね。

ただ、かなり前の話なので、詳細は覚えていません。
間違っていたらごめんなさい!

  • 訪問回数は4回
  • 訪問する会社は人材派遣会社
  • 信用保証協会から商工会議所経由の業務



訪問する前に、あらかたの資料をもらう。

  • 簡単な会社概
  • 貸借対照表(BS)
  • 損益計算書(PL)
  • 銀行借入金返済明細表



報告書に必要な内容は、

  • 現況
  • 会社概要
  • 組織図
  • データ分析(BS、PLから分析する、キャッシュフローも。ただし直近分まで)
  • 診断結果報告( 収益性、安全性、生産性、成長性 等)
  • SWOT分析
  • 主な課題と課題解決の方法提示
  • その他、訪問日等の報告

うきゃー! なんか難しそう!!
私もいつかこんな業務してみたい~!

みっちゃん、めちゃテンションたかいって。。



訪問前に、あらかじめ、BS、PL、CF(キャッシュフロー計算書)を入力し、3年後までのシュミレーションをします。

3年後までのは必要ありませんが、財務コンサルタントとしては作成するのが当然なので、それを持って、初回面談に挑みました。

会社の現状をヒアリングし、組織やビジネスモデルをしっかり聞く。


ビジネスモデルを把握しないと具体的なアクションプランが描けないので、ここはしっかり聞きました。

といっても、人材派遣会社なので、今回の場合は特に難しいものではありませんでした。

現状を聞きながら、SWOT分析に必要な、強みや弱みを聞きます。

アクションプランにも必要ですし、ここもしっかりと聞きました!


そして、専門家派遣の報告書には必要ないですが、将来の数値計画も作成するために、

  • 売上予測、BS予測、資金繰り計画
  • 売上達成のための課題
  • 売上達成のための具体的アクションプラン



上記を初日は簡単にお聞きしました。

初日のヒアリングが終われば、帰って聞いたことをまとめて、報告書を作成していきます。


まずは実現可能な数値目標をたて、PLに入力ですね。

ここで気を付けたことは、固定費と変動費をしっかり分解して、売上が増加すれば何が変動するかを把握することです。

業種によって、変動費がややこしくなりますが、人材派遣なので、主に人件費には気をつけないといけません。


そして、連動しているBSの数値は大丈夫か?

キャッシュフロー(CF)は大丈夫か?

数値目標を達成するために、現状の課題は何かを把握し、強みを活かしたアクションプランを実行することによって、数値を達成する計画を作成しました。



そして2回目は、作成した報告書を社長に見てもらいながら、数値とアクションプランの詳細を詰めます。

ここでは特に、数値目標の根拠の話し合いですね。

今のままでは数値目標を達成できないので、人材を何人雇うのか、そのためには管理者が何人必要で、いつから誰がどのように動くのか。

これをアクションプランに落とし込みます。



3回目も同じようなことを繰り返し、ここで完成させます。


そして、最終日に報告書を持って社長と面談し、誤字脱字チェックを含め、最終仕上げをして提出しました。


以上が、専門家派遣の流れとなります。

ちなみに、公的機関や地域によって、訪問回数や報告書内容は違いますので、これが絶対ではありません。

ただ、だいたい同じような内容だとは思います。

ぎゃー! なんか、いかにもコンサルタントみたいな感じ!
やりたい、やりたい、私もやりたいぎゃー!!

みっちゃんが壊れたでしゅ。

。。
で、やっぱり、最後は経営者にとても感謝されたんでしょ?



。。。

どうしたの? 怒られたの?



いやいや、なんもなし。

何も言われなかったんですね。



怒られることもなければ、感謝されることもありませんでした。

つまり、、

「専門家派遣先の社長にとっては、どうでもいいことだったから!」

そんな、どうでもいいわけないっしょー。



普通はそう思いますよね?

でも、専門家派遣においては、結構こういうことがあります。


なぜか?


専門家派遣を受ける企業は、だいたい紹介が多いんですね。

どこからの紹介と言いますと、”信用保証協会” です。



信用保証協会は専門家派遣事業として与えられた予算を年度内で使い切らなくてはなりません。

なので、なかば強引に勧誘することがあります。

この場合、勧誘された企業も融資を受けているため、なかなか断れないですよね。


しかも、無料なので、何かを売りつけられてるわけでもありません。

こうなると、特に信用保証協会に頼っている、または今から頼ろうとしている会社は、嫌々ですが、専門家派遣を受けることになるのです。

  • 断れない事情がある
  • 専門家派遣は無料



こういった背景が、やる気なし専門家派遣を生み出すのですね。

そんなことがあるなんて、凄いショックなんだけど~。




悲しいかな、公的業務においては、たまにあることです。


公的業務の良いところは、経営者が無料で受けられることにあります。

逆を言えば、”無料であるがために、真剣でない人も多くなる” ということ。



今回の私の専門家派遣は、残念ながら、”真剣でない” ほうでしたね。


私の在籍していたコンサル会社は事前に、社長があまりやる気がないことを知っていたため、本来は2人で行くところを私一人で行かせました。

しかも、当時、私はそのコンサル会社に転職して間もなかったのです。

コンサル会社の新人を一人で経営者のもとに行かせることは、まあ、ありえませんね、普通は。


これが何を意味するのか?


はっきり言いますね!



専門家派遣は、、

「新人中小企業診断士でもできる程度の仕事」なのです。。

きゃー!!

あー、言っちゃったよ。しかもはっきりと。
大丈夫なの

「わし、もう中小企業診断士でいられないかも。。」



いやいや、これははっきり言っておかないと。


無料なので、相手先は報告書のレベルが低くても文句は言いません。

なんせ、やる気もありませんからね。


また、基本的に公的業務は単価が低いです。

なので正直、コンサル会社で公的業務を受けるのは、割に合いません!


ではなぜ、受けたかといいますと、


「新人に経験を積ませるため」


これだけですね。


まあ、良い経験にはなりましたが、普段のコンサル会社での仕事内容とはかなり差があるなって、正直思いました。

ただ、あくまでも、私が実際にやった個人的な感想です。

もちろん、中にはやる気な経営者もおられますし、しかも借入金が絡んでいたら、かなり真剣に計画を作らねばなりませんが、真剣なケースはまれだと考えたほうがいいかもしれませんね。


周りの中小企業診断士に聞いても同じような感じですし、おすし。

お、おすし。。



でも、無料でやってもらえるのは経営者にはありがたいでしょうし、駆け出しの中小企業診断士は貴重な実践の場となります。

なかなかこういった経験はできませんし、この専門家派遣がきっかけで、後々顧問契約になることもありえると共に、別の仕事につながるかもしれません。


なので、まずは経験を積みたい中小企業診断士には最適な仕事だと思います!



かなり長くなりましたが、専門家派遣についての実際の感想を述べました。

公的業務にはその他、色々とありますので、下記の記事を参考していただければと思います。

【参考記事】中小企業診断士の年収 気になる収入の中身も公開!

では次に、民間業務の体験話をしますね!


民間業務とは



先ほどは公的業務を解説しましたが、民間業務は、

「公的業務以外の仕事すべて」

になります。


こちらは分かりやすいですね!

つまり、法人や個人事業主と直接契約をして業務を行うことが、「民間業務」になります。

でも、公的と民間では仕事の内容が違うの?




「良い質問だね!」

ないっす~でしゅか。

いやいや、ナイッす~じゃねえよ。
ていうか、おめー誰だよ?



基本的に、公的でも民間でも、業務内容はそこまで違いはありません。

マーケティングやIT、財務、等の相談があれば、どちらも対応はします。

でも、昔の私は、経営相談とか助言とか、いまいちどんなことをしているのかが分からなかったです。


なので、今回は民間業務バージョンとして、実際の経営相談とは何をしているのかを説明します!


◆経営相談って、実際には何をやっているの!? 



では、コンサル会社で実際に行っていた経営相談の話をしていきますね。

いよいよ、民間のリアルガチ経営相談ね! 楽しみー!!

今度こそ頼むぜ、おっさん

またまた、ひ~。

くちくさいでしゅね。




経営相談と言っても、相談内容は多岐に渡ります。

お金のことからマーケティング、生産管理、人事、IT等、コンサルタントやコンサル会社によりますね。


ちなみに私が所属していたコンサル会社は、金融支援が強い経営コンサル会社なので、お金に関する相談が多かったです。


資金繰り、資金調達、事業計画作成、創業、等の相談がほとんどで、基本的にホームページからの問い合わせか金融関係の紹介で来られます。

内容によりますが、 時間はだいたい、1時間から1時間半ぐらいですね。ちなみに相談は無料です。


まずは、問い合わせで来ていただいた、飲食店の話をしますね。


◆リアル経営相談①:飲食店の資金調達案件




相談内容は資金繰り悪化で、資金調達をしたいとのことでした。

なので、来ていただくときに、

  • 3期分の決算書
  • 銀行借入金返済明細表



以上の簡単な書類だけをお持ちいただきました。

そして、決算書を見ながら、ヒアリングをしていきます。


決算書で確認したものは、

  • 売上、利益、繰越利益剰余金推移
  • 債務超過かどうか
  • 債務償還年数(借入金を何年で返済できるか)
  • 変な借入金がないか(利息が異様に高いとか)
  • 身内からの借入はどれぐらいあるのか
  • 3期分で増減が激しい部分 等

さっきと違って、何を言っているのかが全然分からんし。。



金融機関出身以外の方だと、確かに難しいかもしれません。

難しいことは割愛しますが、まずは売上推移等の話を聞きます。


この飲食店は実際に、年々売上が減少していました。

理由は、周りの競合店の単価が低いこと、人手不足でサービスが低下していたことです。


そして、赤字が続いており、債務超過(負債総額が資産総額を上回る状態)になっていました。


正直、コンサル会社に駆け込みで来られる店や会社は、銀行に相手されずに困っているから、コンサル会社に来る場合が多いため、債務超過はめずらしくありません。


債務超過だと、もう倒産しちゃうよ!



確かに債務超過はよくない状況なのは間違いないですが、すぐに倒産するわけではありません。

赤字が続いていても、”現金” がある限り倒産しません。

現金がなくなった時点で、ジ・エンドとなるのです。


なので、現金の流れと借入返済明細表をみて、いつまで持ちこたえらえるのかを見ていきます。


この飲食店は、債務超過にはなってますが、役員借入金(社長が会社にお金を貸している)が多かったのが救いでした。

金融機関は社長からの借金は、会社のお金とみなします。

なので、この借金を消せば、債務超過ではなくなりました(実質債務超過ではない)。

その後も社長と話をしましたが、特に他に怪しい部分はなさそうです。


経営相談には、銀行に断られまくっている人もよく来ますが、その場合、会社だけでなく、個人でも借りまくってて、返済もできずブラックリストにのってることが多いです。

こういう場合、かなり苦戦します。

そりゃあ、銀行が嫌がっている会社ですからね。


また、税金滞納しまくっている人もいます。(こちらで何とかしますが)


でも、今回相談に来られた会社は、 銀行に断られてどうしようもなく困って来たのではなく、銀行慣れしていないため、どうしていいのか分からない状態で来られたのです。


「これは、優良案件だ!!」



と心の中でつぶやきながらも、


「金融機関の借金も小さくはありませんが、支払いを少し軽くさせて、売上を伸ばせば、なんとかなりそうですね。」



ということをお伝えすると、社長は安心した顔で帰られました。



そしてその後、提案書を作成します。

提案書には、現状と課題、解決策と費用、期間を記入。

1週間後ぐらいに提案書を持って、飲食店に訪問しました。


結果、契約が決まり、支援をさせていただいたのです。


きゃー! こういう話を待ってたのよー!

今回はまともだな。



もちろん、他のコンサル会社の経営相談を見たわけではありませんが、似たような感じだと思います。

一方で、紹介の場合は少し様子が変わってきます。

しかも「相手によって」かなり状況が違ってくるんですよ。


では、次に金融機関紹介案件のリアル相談をみてください!


中小企業診断士の副業 副業の稼ぎ方と私のおススメを紹介!


◆リアル経営相談②:次は金融機関の紹介案件!



前述しましたが、紹介案件は相手によって状況は変わります。

例えば、知り合いの中小企業診断士や税理士等からですと、問い合わせ経営相談とあまり変わりません。


一方で、金融機関紹介案件はかなり重い案件になります。



なぜなら、金融機関からの紹介の場合は、ただ単なる紹介ではないからです。

大概はその金融機関の顧客で、経営状況が悪く、金融機関では対応が難しくて何とかしてくれ紹介なんですね。(笑)



なので、紹介と言うより、無理やりこちらに押し付ける感じになります。

お客さんは、かなり切羽詰まっているので、何とか金融機関からお金を借りたい状況です。


結果、金融機関から紹介された顧客は断ることが難しくなるため、こういった紹介案件はほぼ受注できます。

かなり強引な感じですが、この無理やり感のある紹介は、前述した公的業務の専門家派遣とは全く状況が違いますね。

なんせ今回の依頼は、失敗すれば、お金を借りることができず、最悪倒産することもあり得るのです。


また、公的業務と違い、結構なお金がかかります。(当コンサル会社に支払うお金)

なので、経営者の本気度は全然違いますし、

かなり、無茶を言いますし、めちゃくちゃ文句も言ってきます!

うわ~、めちゃくちゃこえ~。
俺、無理。

こっちゃん、コンサルタントになれないでしゅよ。

やっぱり、お金がからむと人って変わるんだね。。



「そう!」

「お金が絡むと人は厳しくなるのです!」


いえすでしゅ!!

こいつはもういいって。
まさるも真似すんなって。。



まあ、お金が絡むと人が変わるというより、当然ですよね。

例えば、セミナー。


無料セミナーだと、内容が悪くても、まあ無料だからって文句は言いませんよね。

まあ、無料でもたまにクレーマーはいますが。。


でも、例えば1万円ならどうでしょう?

内容がひどければ、めちゃくちゃ腹立ちますよね!

ぶん殴りたくもなりますよね!


「金返せ、このやろー!」

みたいな感じで、文句言う人も多くなると思います。


確かに。。



なので、大金が発生する業務に失敗は許されないのです!



で、話を戻すと、金融機関から紹介されたのは、部品加工業の会社でした。

細かく話すと非常に長くなるので、簡潔に言いますと、

  • 会社は3期連続の赤字で、もちろんバリバリの債務超過
  • キャッシュが足りず、このままでは支払いができず倒産
  • しかも、税金まで滞納



こういった危機的な状況です。

初めてのヒアリングでもかなりやばい状態が分かりました。


1回目の相談では、状況だけ確認し、すぐに提案書を持って再度訪問しました。

事業計画作成金融機関調整する内容で契約すると共に、膨大な資料の提出をお願いして帰りました。


ここで一応、経営相談の話は終わりなのですが、せっかくなので、上記の会社の相談後話もしますね!


◆リアル経営相談で契約後の支援の話



上記の会社の経営相談の続きです。

1回目の経営相談時にお願いした資料は、

  • 3期分だけでなく、5期分までの決算書
  • 借入金返済明細表 個人借入もあれば
  • 売掛金、買掛金明細3期分
  • 固定資産台帳 会社プラス個人
  • 取引先別、商品別売上データ
  • 組織一覧、従業員名簿  等



これら以外にも色々ありますが、簡略します。

ここからは、税理士も直接聞くなりして、“本当の決算書” を作成していくのです。

本当の決算書? どういうこと?



正直に言うと、中小企業の決算書はあまりあてになりません。

回収できない売掛金をそのままにしていたり、減価償却していなったり。

それらを訂正して、正しい決算書にするわけですね。


しかもたまに間違っていたりするので、税理士に確認することがあります。

えっ! そんなことがあるの!?



たまーに、あるんですよね。。

まあ、わざとじゃないでしょうが。


また、BSの資産でないものを消していきます。

例えば、信用保証協会の保証金は支払うべきものであって、資産ではありません。


なぜこのようなことをするのかと言うと、やろうとすればいくらでも、決算書の数値をよくすることができるからです。(粉飾することなしで)

着飾られた決算書を金融機関は、非常に嫌います。


融資をした後に、決算書がおかしいのが分かれば大問題ですから。


ただ、金融機関は独自で、本当の決算書を作成しているので、隠しててもバレてますけどね。。


余談ですが、粉飾決算はキャッシュフローを見ればバレます。

現金の流れだけはごまかしようがないですから。


そして、事業計画に必要なものを作成していきます。

  • 会社概要
  • 組織図
  • ビジネスモデル
  • 不動産一覧表
  • 財務分析
  • 現状と課題
  • 取引先売上データ分析
  • 外部環境
  • クロスSWOT
  • 借入明細と返済シュミレーション
  • PL,BSと将来PL,BS,キャッシュフロー計算書
  • アクションプラン  等



こんな感じで、50ページほどの計画書を作成しました。

50ページ!  うぎゃー!!

またテンション上がっちゃったよ。
でも、すげーな。。



もちろん、計画を勝手に一人で作成するのではなく、金融機関と調整しながら、社長とも話しを何度も行い、根拠のある数字に仕上げたのです。


結果、この会社は、支払いをストップ(リスケ)することなく、新たな資金を投入すると共に、支払い期間を延ばすことで支払い負担を軽減し、とりあえずは出血を止めたのでした。

じゃあ、もう安心だな。




「いや、そううまくはいかん!!」

。。。



契約は、事業計画の作成と金融調整までで、その後の実行支援は別です!

なので、実行支援が必要な場合は、月ごとの「顧問契約」を結ばなければなりません。


ただ、残念ながら、その会社はお金があまりないこともあり、顧問契約は結ばなかったのです。


まあ、”のど元過ぎれば熱さ忘れる” ていう感じでしょうか。

なので、その後、年に2回の進捗確認はしますが、実行支援はしなかったんですね。

じゃあ、その会社がどうなってもいいの?
つめたいヤツだな。。

「それは違うよ、ぼーや。。」

もういいって、話が進まないだろーが。。



その判断をしたのは、経営者なんです。

こちらは、ボランティアではなく、ビジネスなんですよね。

なので、支援したくてもできない。


私は、「このことが本当にくやしい!」


でも、こればっかりはしょうがないんです。

自分の実力が足りなかったからとも言えますしね。。


ちなみに、コンサル会社での業務内容はもちろんほかにもいっぱいありますが、私は「経営改善計画」というものをよく策定してました。

経営改善計画については下記記事を参考にして下さい。

【参考記事】中小企業診断士ブログ 一年かかった経営改善計画策定の巻


◆リアル経営診断:経営診断は奥が深い!



経営診断も行いました。

経営診断とは、会社自体を部門ごとに分析し、現状、課題、解決策まで提示することを言います。


事業計画までは作成せず、どちらかと言えば、事業計画を作成する前にすることですね。

内容は実務補習に似ていますが、違っていたのは、

  • 全ての分野を(経営から財務、生産、マーケ等)一人で行う(私の場合ですが)
  • 多くの従業員にヒアリングを行う
  • 膨大な資料をもらうこと
  • 3カ月ぐらいかけて行ったこと
  • 150ページ超の資料作成
  • 深く深く分析して、提案することが必要



こんな感じですが、とにかく大変だったです。


どう大変だったのか、気になる人は「中小企業診断士の転職 私がアパレルからコンサル会社に就職した話」をご覧ください!

もったいつけやがって。
めっちゃ気になるじゃねーかよ。。

いえすでしゅ。

絶対に見よーっと!

私の実際の仕事や実務経験、スケジュール発表!



では、最後に私のコンサル会社時代の一日のスケジュールを公開しましょう!


【スケジュール】

9:00  業務スタート スケジュールの確認
      経営改善計画書の作成、銀行との電話でのやり取り
      他の会社の経営診断資料作成のため、従業員に電話で確認する

11:00 昼から顧問先訪問のため、資料作成(BL,PL,CS、売上分析表)

13:00 顧問先訪問

15:00 新しい訪問先や様々な会社案件で必要な書類を揃えるための電話
      経営改善計画書作成のため、税理士や社長、銀行に電話
      経営診断報告書作成

18:00 同僚とペアで支援している、重い案件の打ち合わせ

19:00 会社が静かになるので、ここから気合を入れて、経営改善計画書の数値計画を作成しまくる

23:30 会社を出る 



【案件数(常時の平均)】

経営改善計画書:8件
モニタリング報告書作成:5件
資金調達案件:1件
顧問先:4件
経営診断先:1件
執筆(会社メルマガ等):1件



全てが急ぎの案件ではありませんが、急いでやらないとだめなものがやっと仕上がると、猶予があった案件が急ぎ案件になっています。


しかも、集中してやろうとしている計画書作成の合間に、他の案件の資料申請や、電話でのやり取りが多すぎて、計画書作成は通常時間中にはあまり進みません。

なので、夜に集中してやる感じですね。


この繰り返しで、ずっと追われまくってる状態でした。


しかも、お金が絡んでるので、失敗すると会社が傾く可能性のあるものが多かったため、雑に早く仕上げるわけにはいきません。

結果、毎日ほぼ終電帰りでした。


うわ~、大変そう。。



まあ、どこのコンサル会社も似たようなもんだと思いますがね。

確かに大変でしたが、その分、成長も早いですし、経験もいっぱい詰めますよ!


なので、あなたも中小企業診断士に一発合格したら、コンサル会社に転職して経験を積んでから、独立するのもありだと思いますよ!


【参考記事】中小企業診断士は独立して食べていけるのかを本音で答えます!

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、


「中小企業診断士の仕事内容 実際の仕事や実務経験、裏話も話します!」

ということで、

  • 中小企業診断士の仕事内容
  • 中小企業診断士の公的業務
  • 中小企業診断士の民間業務


以上を説明し、体験業務として、

  • 公的業務の専門家派遣
  • 民間業務の経営相談
  • 民間業務の経営相談後の仕事
  • 民間業務の経営診断


こちらを具体的に解説しました。


今回は体験談をふんだんに入れたので長くなりましたが、何となくイメージしてもらえたのではないかと思います。

ただ、公的業務が軽い扱いに感じられたかもしれませんが、決してバカにしているわけではありません。

無料での対応では素晴らしい部類に入りますし、今回は民間業務との違いを鮮明にしたかっただけです。


しかし、民間業務は無料ではないため、かなりシビアです。

正直に言うと、公的業務で苦戦しているようでは、民間業務は契約はできても、契約更新することは難しいと思います。


なので、まずは公的業務で経営全般知識の取得と実践経験を積み、自分の強みを活かして民間業務を取って、さらに経験を積むのが良いと思います。


これは、公的業務を経験することなく、いきなり厳しいバリバリの民間業務からスタートし、死にそうになった私からの経験です。。


挙句、辞めましたしね。

なので、亡き私に代わって頑張っていただきたいと願ってます。(笑)



また、民間業務には公的業務だけをしていては決して体験できないこともあるので、是非とも経験していただきたいと思います!


次はこちら↓の記事へ進んでいただくのがおススメです。


【次のステップ】中小企業診断士とは役に立つ資格?需要があるのかを本音で語る件


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