こんにちは!
中小企業診断士のことまです。
こっさんと呼んでください。
経営者であるあなたは「中小企業診断士」の資格が本当に役に立つのかが気になっており、取得しようかどうか迷っているのではないでしょうか!?
私は中小企業診断士でコンサル会社での実務経験があり、現在は個人事業主としてコンサル活動を行っています。
なので、中小企業診断士のことについてや、役に立つかどうかも分かっているつもりです。
ズバリ!
経営者にとって中小企業診断士の資格は、、
役に立つし取得自体に意味はある!
と実体験でそう思っていますし、実際に周りにも経営者で中小企業診断士の知り合いもいます。
ということで今回は、
- 中小企業診断士ってどんな資格?
- 経営者に中小企業診断士の資格は役に立たない?
- 中小企業診断士は中小企業の社長には無駄!?
以上のことをお話します。
今回の記事をご覧になれば、中小企業診断士について分かると共に取得してみようと思うはずなので、ぜひこのまま読んでみてください!
目次
中小企業診断士ってどんな資格?
私の実感として、中小企業診断士って、以前と比較して少しずつ知名度が上がってきたように感じます。
実際、2016年と前の話ですが、ビジネスマンを対象にした日経新聞の調査で、新たに取得したい資格で中小企業診断士は1位になりましたし、最近では稼げる資格という記事も見るようなりました。
ただ、知らない人はまだまだ多いのが現状です。
まあ、私も勉強する以前、中小企業診断士のことをいまいちよく分かっていなかったですから。笑
そして、中小企業診断士として、よく聞かれる質問として多いのが、
「中小企業診断士」って何?
「中小企業診断士の知識って役に立つの?」
「中小企業診断士の資格って意味ある?」
といったものです。
ということで、まずは中小企業診断士が何であるかを知っておく必要があります!
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
参照:中小企業診断協会より
中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。
中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。
これだと少し分かりにくいですよね。。
簡単に言えば、中小企業診断士とは、
国が認めた経営コンサルタント
なんです!
なんせ、中小企業診断士は、経営コンサルタントの唯一の国家資格ですから。
なので、中小企業診断士は経営支援のプロであり、役割は、”経営の診断及び経営に関する助言を行う” ことであります!
分かりやすく言うと、「社長の右腕てきな存在」が中小企業診断士です。
困ったときに社長から相談を受け、陰ながら手助けをする。
そんな、経営に関するあらゆることを支援できる中小企業診断士は、社長にとって、とても心強い存在となりますよね。
そんな中小企業診断士の知識や資格が経営者にとって意味がないと言えるでしょうか!?
意味があり、重要なはずです!!
なんせ、経営の資格ですから。。
なので、私としては経営者に「中小企業診断士取得」をおすすめするんですね!
では、中小企業診断士は経営コンサルタントとして何を学ぶのかですが、中小企業診断士の試験は、
【1次試験】
- 企業経営理論
- 財務・会計
- 運営管理
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
- 経営法務
- 中小企業経営・政策
【2次試験】
- 組織・人事の事例
- マーケティング・流通の事例
- 生産・技術の事例
- 財務・会計の事例
以上のことを学んだうえ、試験で合格しなければなりません。
なので、経営に関しての全般知識が身につくわけですね!
科目が多くてちょっと大変ではありますが。。笑
もちろん、経営に関してはもっと多くのことがありますが、基本的なことは網羅してあるので、経営コンサルタントとしてやっていけるんですね。
そして、上記のことを学ぶことが、次に解説する経営者にとって「役に立つのか」につながるのです!
経営者に中小企業診断士の資格は役に立たない?
では実際に経営者にとって「中小企業診断士は役に立たない、意味がないのか」について、本音でお話しますね!
中小企業診断士は、経営に関してのことを学びます。
世間では、
「中小企業診断士は浅く広く学ぶ」
と言われてますが、私は勉強中によく、
「うわ、なにこれ?」
「俺にはやばいぐらい難しいじゃねーかよ!!」
と何度も思いました。
いや、マジでやばかったです。
「浅く広くって何?」
バカな私にはめちゃくちゃ難しいし、何がなんだかよく分からんことばかり。。
なので、自分でもよく受かったなと思ってます。
そんな難しいことを学ぶので、意味はあるし仕事で役に立たないわけがありません!
例えば、経営知識。
今までは、目先のことしか考えることができなかったのが、物事を把握し長期的な視点で考えることができます。
そして、マーケティング知識。
営業をしている人はもちろん、企画している人にも役に立つ知識ですよね。
あまり売れない状況であれば、現状を把握して、何が原因で、対策法を考えられるようになります。
つまり、客観的に物事を見れる力が養われるんですね!
ということは、営業マンより経営者の方が学ぶべきことではないでしょうか!?
マーケティング知識は従業員にも必須ですし、従業員の方が詳しいと恥ずかしいかもしれません。
実際にマーケティング本は会社員に人気ですからね!
ただ、注意が必要なのは、会社内で
「マーケティングとはね」
「これはマーケ的にどうなの?」
みたいに、急に偉そうにしないことです!
経営視野であってもたぶん、めちゃ嫌われます。。笑
また、数字に強くなるのも魅力で役に立ちますね!
当然、決算内容が分かるようになるので、私みたいに数字が弱かった人間には別世界が待ってます!
中小企業診断士の勉強で一番役に立ったかもしれません。
私は個人的にですが、経営者は数字に強くあるべきだと勝手に思っているんです。
仕事柄、経営者と喋る機会が多いのですが、数字に弱い人だと分かると、言っていることの説得力が格段に下がります。
なぜかというと、その人の発言は “数値が根拠ではなく、感情で話している” だけだからです!
「うちは利益が低いから、だめなんだよねー。なんせ、営業経費が高いから。どうしたもんかねー。」
みたいな話を聞いても、
- 売上総利益(粗利益)と営業利益の区別がついていない
- 経費の何が高いのかを把握していない
- 分かってないから何をすべきかもが分からない
「はあ。。」
と、ため息まじりの返答をするのが精一杯です。
その他、生産のことや人事組織の知識も学びます。
特に事業計画を作成できるような知識も身につくので経営者にとっては必須です!
私は中小企業診断士は独立に適した資格だと思っています。
まあ、独立に適したと言いますか、独立せざるを得ないといいますか。。
理由は、経営コンサルティングをするための資格であるからです。
会社でももちろん活かすことはできますが、さすがに自社の社長に向けた経営コンサルティングは難しいと思います。
なので、コンサル会社で試すのもありですが、若くないと転職が難しい。。
であれば、「独立」するしかありません!
中小企業診断士の試験を合格していれば、独立してやっていくだけの “ 知識 ” は身に付けています。
あとは、実務経験を積むだけです。
実際に、中小企業診断士を取得して独立している人はいっぱいいます。
でも、例えば、簿記やTOEICで高得点を取った人は、それだけで独立するでしょうか?
かなり少ないと思います。
でも中小企業診断士は、取った次の日からでも経営コンサルティングをする知識と能力はあるんです!
もちろん、最初は苦戦します。
私も最初はめちゃくちゃ苦労しましたが、レベルは低いにしても経営コンサルティングができるということを知りました。
経営者に向けて独立とさっきから言ってますが、結局何がいいたいのか?
つまり、今の会社以外でも仕事がすることが可能になるということです!
経営をしながらも経営コンサルタントとしても仕事をする。
私の周りにも実際にいますが、コンサルタントとしても仕事をすると、様々な会社を見ることができますし、他者の良いところや悪いところもいっぱい見れます。
自社だけだと世間が狭くなってしまうため、他の会社を見ることは凄く良いことだと私は思っています!
私の知人もコンサルをしながら経営をしてうまくいっている中小企業診断士はおりますし、私もいつかコンサル以外で経営もしたいと考えているんですよ!
まあ、私の話はさておき、、このように中小企業診断士になれば様々な仕事ができるということです!
中小企業診断士は中小企業の社長には無駄!?
中小企業診断士は中小企業の社長にも役に立つのでしょうか?
中小企業診断士の資格は役に立ちます!!
「経営コンサルティング」と聞けば、めちゃくちゃ難しいことをしているように思われるかもしれませんが、そうではありません!
コンサルの現場では社長に、「当たり前のことをやってもらう」このことが多いんですね!
例えば、中小企業では、ざる勘定で適当に資金繰りをしている会社が本当に多いのですが、資金繰りを指摘して必要性を感じてもらい、家計簿みたいな小さなことから実行してもらいます。
または、事業計画どころか、売上計画もまともに作ってない会社も多々あるので、まずは売上計画を一緒に作成する。
みたいなこともよくあります。
あなたの会社ではどうでしょう?
資金繰りや事業計画をしっかりと自分で作成していたでしょうか!?
たぶん難しいからやっていない方が大半だと思いますし、事業計画を作成していたとしても外部に委託しているかもしれません。
中小企業診断士であればできるんです!
大企業だと複雑になりすぎますし、そこまで詳細は勉強しません。
なので、もちろん大企業でも役に立ちますが、中小企業の経営者の方が中小企業診断士は役に立つと断言できます!!
だから、「中小企業診断士」というのですが。笑
「中小企業診断士は無駄と言っているのは能力が低い人か、そもそも取得していない人です!!」
能力が低い人は経営で活かすこともできないし、自信がないのでコンサルもできませんし、資格取得がもったいないですよね。。
もしくは、試験に落ちた人が役に立たないと言って逃げたか。笑
なので、無駄と言っている人のことは放っておきましょう!
最後に
今回は「経営者なら中小企業診断士の資格を取得すべき?それとも無駄?」として、
- 中小企業診断士ってどんな資格?
- 経営者に中小企業診断士の資格は役に立たない?
- 中小企業診断士は中小企業の社長には意味ない!?
以上のお話をさせていただきました。
中小企業診断士は経営者に役に立つうえ意味があるので、私はおすすめします!
中小企業診断士を取得して、少なくとも私の人生は激変しました。
経営に関してあらゆる知識を学びましたし、実際に、コンサル会社で経営コンサルティングを行いましたが、数字が苦手だった数年前に比べれば、考えられないです!
私ですら見える世界もかなり変化しましたし、経営者であれば余計に感じると思います。
なので、あなたも是非とも、中小企業診断士取得に挑戦してみてください!
今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!
➡中小企業診断士を独学で一発合格する方法
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