自社の強みがわからない時の見つけ方 6社の事業計画で分かった



こんにちは!

中小企業診断士のこっさんです。


ただいまコロナ感染中です。笑

ちょっと暇です。


1日目は熱っぽかったので、あまり何もする気が起きませんでしたが、、

酒の力を借りれば、3日目から元気になりました!


お酒パワーって凄いですよね。笑


今、時間に余裕がある理由はコロナってこともありますが、「事業再構築補助金」のための事業計画書を6社、先日すべて完成させて落ち着いたことが大きいです。

はっきり言って、めちゃ忙しかったんですよ!


新規事業のための補助金なのですが、今回から「新規性」の審査がかなり厳しくなったため、慌てて6社とも作り直したことが大きかったです。

なので、いつもの倍ぐらい時間がかかりました。



ただ、経営者の想いが詰まった「新規事業」の資金確保のため、何としても採択されて欲しいので、大変でしたけど頑張ることができたのです!

そして、無事に申請が終わってホッとしております。



詳細は避けますが、美容系が3社、飲食系が2社、福祉系1社です。


正直、いくつかは「新規性」があまりないので、採択されるかは微妙なところではありますが、たぶん大丈夫でしょう!

6社すべて採択される自信はありますので、あとは結果を待つだけです!


自社の強みがわからない?



クライアントの社長であったり、知り合いの経営者から「自社の強み」が分からないといった話は聞きます。

中小企業、特に小さい会社で多いですね。


なぜなら、大企業みたいに大きい設備や町工場みたいな特殊な技術を持っていないからだと言います。


先日も顧問先の社長が、

「強みなんかあったら、もっと儲かってるよ!」

と言ってましたが、、本当に強みは存在しないのでしょうか!?


はっきり言います。

どの会社にも強みなんて存在しない。

そう。

そうなんですよ。


「おめー、前からどんな会社でも強みはあるって言ってたじゃねーかよ!!」


と、そんな罵声が聞こえてきそうです。笑



誤解を恐れずに言いますと、どの会社にも強みはないんです。


○○という事実があるだけ なんですね!


例えば、○○ネジの加工技術が高いということは事実ではありますが、その時点では強みではありません。


「強み」だと認識し活用することで、初めて「事実」が「強み」に変化するわけです。


もし、○○ネジの加工技術が高いとしても、極端ですが、美容院を経営したい!となった時に強みとなるでしょうか?

たぶん、ならないですよね。。


また、若手の人材育成を得意としている会社が、人材育成を事業としているわけでもなく、従業員がゼロであれば「強み」ではなく「人材育成が得意」という事実があるだけになってしまいます。


なので、事実を強みに変換できるかは、自社、あなた次第になるんです。


でも、そもそも、自社の強みがわからない。。


この疑問を持つ理由の大半は、大きい会社と比較してしまっていることが原因であることが多いです。


あなたの会社はどこで誰と戦っているのか!?

あなたの会社は大企業と戦っているのでしょうか?


おそらく違うはずですし、大手と争っても資金力が違いすぎて負けるだけです。


大半の会社は、ライバル企業は同じ規模の会社だと思います。



メーカーであれば、取引先がよくかぶる会社、飲食店であれば近くの飲食店ですね。


そのライバル会社や店と比較して、勝っている部分が「強み」になります。


少しでも勝っていれば、それが強みとなるんです!


自社の強みの見つけ方



自社の強みの見つけ方は、「どこで誰と戦っているのか」、新規事業であれば「どこで誰と戦うのか」によります。

今回の「事業再構築補助金」申請支援の居酒屋を例にして簡単に話をすると、

  • 今までの経験で料理の腕や知識が凄い
  • 人材育成が得意で離職率が異常に低い
  • 経営者の人脈が豊富で常連客にも経営者が多い



上記の事実がありました。


そして、新規事業として「高級飲食店」をオープンすることにしたのです。


ということは、

  • どこで = 高級飲食市場
  • 誰と戦う = 周囲の高級飲食店(寿司や割烹、ステーキ屋等とわず)



居酒屋では、料理の腕が良いとか知識が深いのは「強み」になり得ますが、高級飲食店であれば当然なので「強み」にはなりません。


人材育成も数年後は強みになるかもしれませんが、新規事業ではまだ「強み」とまではなりにくいですね。


ただ、「経営者の人脈」はライバル店舗よりも豊富なので、私は「強み」になると思いましたし、全力で活かすことにしました。


結果、「経営者に特化した高級飲食店」になったのです。


つまり、経営者が集まる店にしたんですね!



通常の高級飲食店では強みが活きず、他のライバル店に負けてしまう可能性があります。

でも、経営者の人脈が多いという事実を強みに変換することで初めてライバル店に勝てる店になるんです。



また、既存事業で言えば、ライバル企業が在庫を持っていない会社であれば、在庫を持っている時点で「強み」となります。


「在庫」は悪だとよく言われますが、私はそう思いません。


もちろん在庫を持ちすぎて資金繰りが厳しくなるのは避けなければなりませんが、在庫自体が悪だというのではなく、持ち方の問題だと思います。



このように、「強みの見つけ方」は自社ばかりを見るのではなく、他社、しかも身近な店や会社と比較して、少しでも勝てることを見つければいいんですね!


今回の補助金申請支援の会社では、数多くの強みを発見することができました。

そして、強みを活かした新ビジネスの構築の支援ができたとも思っています。


今回は、強みは会社に存在するのではなく、○○という事実を強みに変換することが大事だという話でした。

少しでも参考になれば嬉しいです!


新規事業で資金が足りない?「事業再構築補助金」が最強の訳



 

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