社長の想い

「売上を上げる」には「売上目標を達成するためのシナリオ(筋道)」が必要です。

なので、売上UPといっても、ただ単に目標の売上額を作成するだけではダメですし数字だけ渡してしまうのは問題です!

それだと、営業マン(販売員)の力量次第になりますし、各々が自由気ままに動いてしまいます。

また、どこへ向かえばいいのか分からず、間違った方向に行ってしまう人もいるかもしれません。

なので、「売上を上げる」には収益計画とマーケティング、営業の3つがセットになるんです!

分かりやすく、しかも具体的にお伝えしますが、その前に大前提のことがあります。


それは何かと言いますと、


想いです。


「想い」とは、色々な意味がありますが、「心の中でイメージする熱い感情、理想、望み」だと、ここでは解釈しております。

なぜ、今の会社(お店)を経営しているのか?

何をやりたいのか?

伝えたいことは何なのか!?


こういった想いが重要になります。


なので、まず大前提である「想い」の話をしたいと思います!




あなたはなぜ、今の会社(お店)の経営者になっているのか?



是非ともじっくり考えていただきたいのですが、ここでは「お金」のことは除外してください!




なぜなら、誰だってお金は欲しいに決まってますし、こういう質問をすると大体の方がお金の話をするのですが、私はお金が本来の目的ではないと思うのです。


お金のために今、嫌な仕事をしているでしょうか?

極論を言えば、お金のためなら人を騙しても良いと考えて経営をしているのでしょうか!?



違いますよね。。



元々は「○○がしたい!」「○○で人を助けたい、役に立ちたい!」という想いがあったはずです。


その部分を掘り下げて欲しいんですね!

もし、何がしたくて会社を経営しているのかを忘れてしまった場合は今までの経歴を振り返ってほしいと思います。

もちろん、想いがある人も深堀りするために回想してください!

なぜ、「想い」が必要なのか?


想いがないと、これからお話する戦略や商品・サービス開発にブレが出てくる可能性があるからです。

つまり、軸のない戦略、商品・サービスになります。



仮にハンバーグで日本の会社員を元気づけたい!という軸があれば、売れない場合でも味を改良したり販売方法を変えたり、何とか改善しようとしますが、軸がないとハンバーグをやめてエビフライ等、違うものを提供したりします。

別にハンバーグにこだわる必要はないのですが、軸がないとその場しのぎの経営になってしまうんですね。



また、想いがあれば、苦しい時や最後の部分で踏ん張ることができます。

なぜなら、想いがあれば信じることができるからです。


「絶対に成功する!成功させてやる!!」

「今は苦しいけど、負けてたまるかー!!」


と今やっていることを信じているので、歯を食いしばって頑張れるんですね!



研究者や発明家に多いと思います。


周りから何を言われようと、何年かかっても成し遂げる信念。

凄いですよね。。

ネガティブでヘタレな私ですが、私にも「想い」があります。


コンサルタントになって会社(お店)や社長の役に立ちたい、喜んでもらいたい、一緒に達成感を味わいたい!

そのために有能なコンサルタントになる!という想いです。



なぜこの想いを持ったかというと、元々は過去、私がバカだったことが関係しています

人が何を言っているのか分からないバカに加え、ネガティブで恥ずかしがりだったので、数字に強く仕事ができる人に憧れていたんですね!


そして、過去に何社も経営が苦しい会社や倒産する取引先を見ていましたし、当時所属していた小さい会社が傾いた時に何もできなかったことが非常に悔しかったのです。

なので、知識を身につけよう!と「中小企業診断士」の資格を取得した後、実務能力が必要だ!ということで、財務に強いコンサル会社に40代で転職しました。



ただ、再生の仕事が多くプレッシャーが強すぎる仕事と仕事量の多さに自分の能力がついていけず辞めてしまったのです。。


そして、「もうコンサル会社はいいや」と思い、営業職に戻って数年、何もコンサルらしきことはしていなかったのですが、久々にコンサルタントとしてお手伝いをした時に思い出しました。


「そうだ!俺は有能なコンサルタントとして経営者や従業員の手助けがしたいんだ!!」

「苦しんでいる会社を救いたいんだ!」


そのために、知識と経験を積んだのだった、と。。



私の「想い」が復活した瞬間でした!


ということで、今、その熱い想いを持ってコンサル活動を行っております!



このように、想いという軸があれば、少し遠回りしても戻ってこられます。

たとえ道を間違えても帰ってこれるんですね!



想いがなければ自分を信じることはできません。


想いとは自分を信じることでもあり、信じることで相手の心にも届くのです。


“相手の心” に届くから、「想」という字を使うんですよ!

と、私は勝手に思っています。

まあ、こじつけかもしれませんね。笑



なので、話を戻しますが、今までの自分の経歴を振り返ってほしいんですね!

小さい頃から学生、新卒、社会人時代等。。



子供時代になりたかった職業や、やりたかったことが今の会社に起因しているかもしれません。

学生時代にやりたかったことが見つかったのかもしれません。


または、会社を継ぐ前に色々と考えた結果の可能性もあります。



思い出したでしょうか!?


あなたの「想い」は何かということを。



過去を振り返ると、今まで見えてこなかったもの、意外と意識していなかったもの、自分を形成しているものが見えてきます。


結果、

「そうだ、○○がやりたかったんだよ!」

「だから今のお店(会社)を立ち上げたんだった!!」


と思い出すかもしれませんよ!



もしくは、

「そういや、実は○○がやりたかったのに、全然違うことをやっているな。。」


と、お金が目的となっているために、やりたいことではないことで仕事をしていることに気づくかもしれません。


その場合は、今の仕事は継続させて、新事業として小さい規模からでも始めればいいんです!

あなたの想いは何でしょうか?

やりたいことができていますか?



仮に「お金」だけを目的にして「想い」を無視したり抑え込むのは少し違うと思うんですね!


業績が良い時はいいのですが、悪くなれば一気に経営が傾く可能性があります。


元々想いがないので、戦略にも説得力がありませんし、「こうするんだ!」という確固たる想いもなく、誰も助けてくれなくなります。

やりたいこと、なりたい自分のことを想像するだけで楽しくないですか?


私は国家資格である「中小企業診断士」の勉強を始める前、中小企業診断士になってコンサルタントとして活躍する姿を想像して、よくにやけていましたし、期待に胸を膨らませたものです!

なので、自己啓発本は売れるのだと私は思っています。


自己啓発本を読むことで、なりたかった自分になれるような気がしますよね?

例えば、ネガティブからポジティブへとか、凄い優秀な人の本を読んで、自分も仕事ができる人間になれるような気がしてワクワクしませんか?


私がそうでした!



なので、まずは今まで経歴、過去を振り返り、


自分の想いが何なのか?
本当にやりたいことは何なのか?
何を達成したいのか!?


上記のことをじっくり考えていただきたいと思います。

冒頭でも言いましたが、「お金」のことは考えないで、です。



そして、想いが分かれば、それを実現するにはどうすればいいのか?

やりたいことをするにはどうすればいいのか!?


考えるだけでワクワクしますよね!



想いがあるかないかで事業や商品、サービスの説得力が変わってきます。





例えば、農家の人の場合、想いを込めて生産しているかどうかで、語れることが違いますよね。

想いがあれば、作り方や販売方法にこだわりを持って行うことができますが、想いがなく薄っぺらい動機だと、お客さんを無視した売上重視の生産、販売方法になりがちです。


想いやこだわりのあるホームページをみると引き込まれて買っちゃうこともあると思います。


想いがあれば、商品・サービスについて語れることが多いため、それが独自資産や強みにもなるんですね!


なので、もし今思いつかないのであれば、創業当初のことを思い出して欲しいです。

それでもないのであれば、今からでもやりたいことや想いを乗せた商品・サービスを作っていくべきだと思います。


それが長期的な強みとなりますから。。



そして、その想いが詰まった商品をマーケティング戦略で考えたお客さんにどのように伝えるのか、届けるのかが大事になってきますが、マーケティングは違う項でお話させていただきます!



理想を叶える方法は下記記事をご確認ください。


なんでも思い通りになる人とは?社長が理想を叶える方法